2018年06月15日号
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artscapeレビュー

ウィーン国立劇場2012日本公演 G.ドニゼッティ「アンナ・ボレーナ」全2幕

2012年11月15日号

東京文化会館[東京都]

会期:2012/10/27、10/31、11/4
東京文化会館にて、オペラ『アンナ・ボレーナ』を見る。英国王ヘンリー8世の無茶苦茶に翻弄され、死刑にされた女王の物語。引退を発表したアンナ・ボレーナ役のソプラノ、エディタ・グルベローヴァ(65歳!)の独唱がすさまじい。超高音の波動がホールの隅々まで突き刺す、圧倒的な存在感だった。舞台美術も興味深い。パースを効かせた台形の大きなフレームの箱が、物語の展開に従って、少しずつ回転しながら、あるいは開口部の大きさを調整することで、さまざまな場に変容していく。例えば、ウィンザー城の広間、居室、森、建物の外部、牢獄、裁判などである。

2012/10/27(土)(五十嵐太郎)

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