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artscapeレビュー

新収蔵品紹介I 信濃橋画廊コレクション

2013年08月01日号

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会期:2013/07/06~2013/11/10

兵庫県立美術館[兵庫県]

1965年に産声を上げ、2010年に惜しまれつつ閉廊した大阪の信濃橋画廊。45年にわたるその活動は、そのまま関西現代美術史と重なり合う。画廊主の山口勝子は閉廊にあたり約600点もの所蔵作品を兵庫県立美術館に寄贈したが、それらのうち169点が新収蔵品展の一部として公開された。作品の傾向はさまざまだが、比較的小品が多く、なかには同画廊で一度も個展を行なったことがない作家も含まれる。学芸員によると「このコレクションでなければ、美術館では引き受けなかった作家・作品も含まれる」そうだ。しかし、たとえ作品の質にばらつきがあったとしても、影響力のある画廊のコレクションが散逸を免れたことは幸いと言えるだろう。今後研究が進み、関西現代美術史に新たな視点が付け加えられることを望む。最後に出品作家の名前を挙げておこう。河口龍夫、福岡道雄、ヨシダミノル、井田照一、久保晃、関根勢之助、山本容子、木村秀樹、白髪一雄、石原友明、松井智惠、堀尾貞治、榎忠、奈良美智、中ハシ克シゲ、植松奎二、山口牧生、村岡三郎、松谷武判、元永定正、大島成己、松井紫朗、今村源……、これでもほんの一部である。

2013/07/06(土)(小吹隆文)

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