2017年06月15日号
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artscapeレビュー

ART OSAKA 2013

2013年08月15日号

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会期:2013/07/20~2013/07/21

ホテルグランヴィア大阪 26階[大阪府]

毎年開催されているホテルでのアートフェア、今年も26階という客室階全フロアが会場。今回は52のギャラリーが出展していた。さまざまな作品の表現や知らないアーティストを知るチャンスでもあるのだが、数が多いため客室という狭い空間で譲り合いながら、くまなく見て回るのにも体力が要ると毎回感じる。今回もいろいろなアーティストの作品を楽しめたが、個人的に特に印象に残ったのは大阪のFUKUGAN GALLERY(大阪)から紹介されていた上田よう。ドローイング作品が多く展示されていたのだが一連の作品の奇妙な場面やモチーフ、模様のような色彩パターンにインパクトがある。またGallery OUT of PLACE(奈良)から出品していた中島麦が新しい表現の試みとして発表していたペインティングも気になった。これまでの作風ともずいぶん異なるイメージで今後の展開も楽しみ。ほかに、テヅカヤマギャラリーから紹介されていた築山有城のインスタレーションは面白かった。もともと客室にかかっていたミラーやベッド、椅子など、室内のあらゆるものをすべて15℃の角度で傾けてあったのだが、この会場であるホテルの従業員のマニュアルに記載されている“お辞儀”の角度からインスパイアされたのだという。アートフェアでそんなことをやるなんて!と作家とギャラリーのユーモアのセンスにも感心した。

2013/07/19(金)、7/20(土)(酒井千穂)

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