2018年05月15日号
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artscapeレビュー

筧有子「compendium of seasonal words」

2013年10月15日号

会期:2013/09/06~2013/09/16

GALLERY 301[兵庫県]

日本画の技法を用いた作品を発表している筧有子の個展。今展では、雲肌麻紙などの和紙に水干絵の具、顔彩で風景や草花などを描いた作品が十数点発表された。壁面のみならず、床面にも紙の作品が絵巻物を広げるように展示されていたのだが、それがユニーク。よく見ると、作品は2枚重ねられていて、上の作品と下の作品で物語のように風景が繋がっている。少しだけ下の絵の色やモチーフが透けて見えるのも密やかだがきっと作家の意図だったのだろう。リズミックなモチーフの配置とその軽やかなイメージ、絵の具の淡い滲みやその重なりの透明感も美しかった。

2013/09/14(土)(酒井千穂)

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