2018年10月15日号
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artscapeレビュー

奥村昂子 展──あれをつくる

2013年10月15日号

会期:2013/09/02~2013/09/28

LIXILギャラリー[東京都]

ビルに入ると、2階のギャラリーに行く階段に白いシートが被せられ、通れなくなっている。これは奥村のシワザだなと思ったら、ホンモノの工事中らしい。ギャラリーには大小2体の彫刻があり、どちらも白い布製なので大理石風だ。ひとつは小便小僧、もうひとつは大きすぎて天井につっかえ、胴体が折り曲がってるので、最初はボロフスキーの「走る人」かと思ったが、このポーズはミケランジェロ作《ダヴィデ》ですね。さて、タイトルの「あれをつくる」の「あれ」ってなんだろうと考えると、2体の彫刻に共通するのはおチンチン。そうかおチンチンをつくったのかと納得して帰りがけに振り返ったら、横の陳列ケースに天使の像が……。これはたしかラファエロが描いた有名な天使像だが、上半身の像なのでおチンチンがない! ということは「あれ」というのはおチンチンではなく、だれもが知ってる有名作品のことか。アレだよアレ。

2013/09/14(土)(村田真)

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