artscapeレビュー

《札幌大通地下ギャラリー 500m美術館》(2011)

2013年10月15日号

[北海道]

《札幌大通地下ギャラリー 500m美術館》を見学した。2つの駅をつなぐ通路の片側がずっと展示場になっている。東京の行幸地下ギャラリーの方が空間はキレイだが、500m美術館の方が企画の独自性が強い。そして圧倒的な長さが壮快である。開催中の「旅するアート」展は、丹羽良徳の映像作品を含む、9組の作家を紹介していた。まちなかの空間をいかに使うかを探る、2014年の札幌ビエンナーレへの布石と言える場所だろう。

2013/09/01(日)(五十嵐太郎)

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