高橋匡太「Glow with City Project」:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

2018年08月01日号
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artscapeレビュー

高橋匡太「Glow with City Project」

2013年10月15日号

会期:2013/09/21~2013/09/22

白川公園、名古屋市科学館、長者町、オアシス21、愛知芸術文化センター[愛知県]

高橋匡太のGlow with city projectに参加した。約1時間ほど市内を歩く1,000人の提灯行列だが、すべての提灯と、オアシス21、科学館のプラネタリウム、愛知芸術文化センターなどのランドマーク的な建物の色の変化が同期するものだ。高橋にとって新しい試みとなる参加型の都市プロジェクトは、前回のトリエンナーレにおける池田亮司のサーチライトによる光のスペクタクルとは違う方向性である。池田のプロジェクトは圧倒的な光の力で崇高な現象を生みだすタイプだったが、今回のものは、それ以上の強い光を求めるものではない。一つひとつはささやかな蛍のような光だが、多くの市民がそれを手にもって参加することで、都市の夜の風景を再発見するような試みだ。2日目は、ちょうど芸術文化センターの10階から、都市の光とシンクロする1,000人の提灯行列のフィナーレをずっと俯瞰できた(音楽は聴こえませんが)。行列に参加すると全体像は見えなくなるが、上から見ると、光の集合体の全容がよくわかる。

2013/09/21(土)(五十嵐太郎)

2013年10月15日号の
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