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起源を歩く|Jomonと原田要の庭

2013年11月01日号

会期:2013/09/30~2013/11/01

京都造形芸術大学芸術館[京都府]

花や食虫植物を思わせる立体の支持体(寄木を彫刻したもの)を制作し、その表面にペインティングを施した原田要の作品。絵画と彫刻の要素を兼ね備えたそれらが、縄文土器との共演を果たした。この組み合わせは一見奇異に思えるが、本展の企画者は、イメージと形態の一体感や表面(=物事が生起する場)へのこだわりに、両者の共通性を見出したようだ。その主張には議論の余地があるかもしれないが、古代の遺物と現代美術が等価に並ぶ様は非常にエキサイティングかつ美しかった。時空を超えた美術表現の邂逅は大歓迎だ。今後も同様の企画を継続してほしい。

2013/10/01(火)(小吹隆文)

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