artscapeレビュー

Delta「可能性の手触り」

2013年12月15日号

会期:2013/11/22~2013/11/26

BankARTスタジオNYK[神奈川県]

東京藝大先端芸術表現科の3年生29人の後期成果展。絵を描くやつもいれば、映画を撮るやつもいる。みんないろんなことやってるんだけど、決定的につまらない作品はなく、みんなそこそこのレベルを保っている。そんななかでもっともハラハラ時計だったのが、濱口京子の《デリバリー・サービス》。会場の入口近くに宅配の箱が積み上がっているのだが、近寄ると内部から音が聞こえてくる。発信装置を仕掛けた箱を毎日ここまで宅配業者に運んでもらってるそうだ。自分の作品を流通にのせるのではなく、流通にのせることを作品にしたもの。中から音が聞こえてくるのは不穏だ。

2013/11/24(日)(村田真)

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