2018年10月15日号
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artscapeレビュー

オランダ・ハーグ派 展

2014年05月15日号

会期:2014/04/19~2014/06/29

損保ジャパン東郷青児美術館[東京都]

19世紀後半、バルビゾン派の影響を受けてハーグで活動した画家たちの作品展。本家バルビゾン派のミレーから、ゴッホ、初期のモンドリアンまで幅広く集めており、また、ゴッホの伝記に出てくるマウフェとかラッパルトといった画家たちの実作にも触れられるいい機会だった。おもしろいのは、低地のオランダだけに地平線か水平線が延びる横長の風景画が多いこと。空は文字どおり空(くう)なので、大地(または海原)という面がはるか向こうまで横たわっている。それが最後のモンドリアンになると面が立ってくるような錯覚に陥る。ここには出てないが、その後のモンドリアンの抽象画は《ブロードウェイ・ブギウギ》がそうであるように、おそらく垂直に立ち上がった地面なのだ。ホントか?

2014/04/26(土)(村田真)

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