artscapeレビュー

カタログ&ブックス│2014年11月

2014年11月15日号

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

建築のこころ──アーカイブにみる菊竹清訓展

編集:菊竹清訓展実行委員会、早稲田大学理工学術院古谷誠章研究室、有限会社 メディア・デザイン研究所
デザイン:菊竹雪 発行・監修:文化庁
発行日:2014年10月28日
サイズ:A4変形 、224頁

2014年11月1日〜2015年3月15日まで、国立近現建築資料館にて開催されている同名の展覧会のカタログ。建築資料館に収められた菊竹清訓のアーカイブ資料(原図や当時の写真、スケッチ、メモ、模型など)をもとに、「1. 大地からの離陸」「2. 水面からの浮上」「3. 空気を包む」「4. 現代への挑戦」の4つのテーマに沿ってその業績と思想を紹介。


ジャパン・アーキテクツ1945-2010

著者:フレデリック・ミゲル、磯崎新、植田実、今村創平
編集:新建築社
デザイン:neucitora 刈谷悠三 発行:新建築社、金沢21世紀美術館
発行日:2014年10月31日
価格:2,500円(税込)
サイズ:A4変形 、224頁

2014年11月1日〜2015年3月15日まで、金沢21世紀美術館で開催されている同名の展覧会のカタログ。監修・キュレーターはポンピドゥー・センター副館長のフレデリック・ミゲル。戦後の日本の建築家たちによる150を超えるプロジェクトの建築写真、模型写真、図面、スケッチ、エスキスなどを紹介。


3.11以後の建築 社会と建築家の新しい関係

編著:五十嵐太郎、山崎亮
編集:渡辺直子、つぐまたかこ、広本加奈恵
カバーアートディレクション:カイシトモヤ
本文デザイン:テンテツキ
発行:学芸出版社
発行日:2014年11月15日
価格:2,200円(税別)
サイズ:A5判、240頁

3.11以後、建築家の役割はどう変わったのか? 岐路に立ち、社会との接点を模索する建築家25人の実践を、旧来の作品・作家主義を脱する試みとして取り上げた。彼らはターニングポイントで何に挑んだのか。復興、エネルギー、使い手との協働、地域資源等をキーワードに写真と書き下ろしエッセイで新しい建築家像を照らす。 [学芸出版社サイトより]


超域 文化科学要項 第19号 2014

編集委員:河合祥一郎、川中子義勝、高橋宗五、野矢茂樹、渡辺美季
編集:東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻
発行日:2014年10月30日
サイズ:250mm×163mm×13mm、218頁

東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻の研究紀要。超域文化科学は比較文学比較文化、表象文化論、文化人類学という3つのコースから成っている。


 

東京アートミーティング第5回 新たな系譜学をもとめて アート・身体・パフォーマンス

監修:東京都現代美術館
著者:野村萬斎、高谷史郎、中田英寿、岡田利規、細馬宏通、岡本章、長谷川祐子
ブックデザイン:佐々木暁
発行:フィルムアート社
発行日:2014年10月25日
価格:3,000円(税別)
サイズ:A5判変形、240頁

2014年9月27日〜2015年1月4日まで、東京都現代美術館で開催されている同展の展覧会カタログ。展示作品、参考作品の図版、論考、インタビューなどを掲載。


ディスカバー、ディスカバージャパン 「遠く」へ行きたい

企画・構成:成相肇
編集:成相肇、清水広子
デザイン:中村圭介、吉田昌平、千葉佳子
発行:東京ステーションギャラリー
発行日:2014年09月12日
価格:2,000円(税込)
サイズ:187 ×263 x 22mm、224頁

2014年9月13日〜11月9日まで、東京ステーションギャラリーで開催された同名の展覧会のカタログ。1970年以降に日本国有鉄道が行なった「ディスカバー・ジャパン」のキャンペーンポスター100枚を中心に多数の資料を紹介。キュレータの成相肇による論考、キャンペーンのプロデューサー藤岡和賀夫ほか、今野勉、大崎紀夫、北井一夫のインタビューを掲載。


アーカスプロジェクト20周年記念事業|アートと地域を考えるシンポジウム報告書

編集:アーカスプロジェクト実行委員会
デザイン:木村稔将
発行:茨城県アーカスプロジェクト実行委員会茨城県南芸術の門創造会議
発行日:2014年02月28日
サイズ:A4版、84頁

2013年7月7日に開催されたシンポジウムの報告書。基調講演、パネルディスカッションの内容を掲載。巻末に過去20年に渡るアーティスト・イン・レジデンスの事業データを収録。


2014/11/14(金)(artscape編集部)

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