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プレビュー:震災から20年 震災 記憶 美術

2014年12月01日号

会期:2014/12/16~2015/03/08

BBプラザ美術館[兵庫県]

1995年1月17日に起こった阪神・淡路大震災から満20年を迎えるにあたり、阪神間の複数の美術館で、震災(2011年の東日本大震災を含む)をテーマにした企画展が行なわれる。それらのなかでも筆者が特に注目しているのが本展だ。出品作家は13人と1組。堀尾貞治、榎忠、WAKKUNなど地元作家を中心としたラインアップである。なかでも、古巻和芳+あさうみまゆみ+夜間工房が2007年の「第1回神戸ビエンナーレ」に出品したインスタレーションの再制作バージョン《掃き清められた余白から 2014》には注目したい。震災の記憶をどのように継承するかはわれわれにとって大きな問題だが、本展をはじめとする阪神間・神戸エリアの企画展は、美術がどのような役割を果たせるかを示す試金石となるであろう。

2014/11/20(木)(小吹隆文)

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