2017年11月15日号
次回12月1日更新予定

artscapeレビュー

第三回 景聴園「景聴園×旧木下家住宅」

2015年05月15日号

twitterでつぶやく

会期:2015/03/15~2015/03/28

旧木下家住宅[兵庫県]

京都市立芸術大学で学んだ20代の日本画家のグループ「景聴園」が、3回目の展覧会を開催。会場は神戸の舞子。明石海峡大橋に程近い旧木下家住宅である。この住宅は昭和16年に竣工した数寄屋造近代和風住宅で、阪神・淡路大震災以降姿を消しつつある阪神間の和風住宅のなかでも創建時の構えをほぼ完全に残す貴重な例として、平成13年に国の登録有形文化財に指定されている。景聴園の5人の作家(上坂秀明、合田徹郎、服部しほり、松平莉奈、三橋卓)は事前にこの邸宅を綿密に取材し、あらかじめ展示場所を決めた上でジャストサイズの新作を持ち込んだ。それだけに作品と会場の相性が抜群に良く、この場所、この機会でなければ味わえない贅沢な展覧会が成立したのである。特に、中室から西室、待合と続く3室での、上坂秀明、服部しほり、合田徹郎の展示は見応えがあった。今後も彼らの活動をフォローしたいと思う。なお、本展の企画は古田理子が担当している。

2015/03/21(土)(小吹隆文)

▲ページの先頭へ

2015年05月15日号の
artscapeレビュー

文字の大きさ