2017年11月15日号
次回12月1日更新予定

artscapeレビュー

アート・イン・タイム&スタイル ミッドタウン Vol. 14「豊嶋康子、友政麻理子」

2015年05月15日号

twitterでつぶやく

会期:2015/02/28~2015/05/17

タイム&スタイル・ミッドタウン[東京都]

家具を中心に総合的な住空間を提案するタイム&スタイルのショールームで、その「タイム&スタイル」と「ショールーム」を採り込んだ作品を展示している。豊嶋康子は家具の製造工程で出る廃材を用いてパネル状の作品を出品。パネルの表面はまっさらだが、壁にやや角度をつけて掛けているため裏面が見え、角材が組木細工のように組まれているのがわかる。表はフラットで情報量が少なく、裏は複雑でつい凝視してしまうという、表裏の意味合いを反転させるような作品。のみならず、家具のなかに置かれるとほとんど目立たない作品なのに、家具の廃材を用いたため周囲の商品とのあいだに微妙な不協和音が聞こえてこないか。友政麻理子はこのショールームを撮った写真を出しているが、なぜか人物の一部に虹がかかっているように見える。友政は色物をまとわせたスタッフに手足を動かすよう指示し、それを撮影したもの。すばやく動いた跡が虹のように見えるのだ。店舗に虹を出現させる発想が妙。

2015/04/03(金)(村田真)

▲ページの先頭へ

2015年05月15日号の
artscapeレビュー

文字の大きさ