artscapeレビュー

プレビュー:堂島リバービエンナーレ2015「Take Me To The River  同時代性の潮流」

2015年07月01日号

会期:2015/07/25~2015/08/30

堂島リバーフォーラム[大阪府]

今年で4回目となる国際現代美術展。過去3回は南條史生、飯田高誉、ルディ・ツェンがアーティスティック・ディレクターを務めたが、今年は英国よりトム・トレバーを招聘。前例がないほど多様化、グローバル化し、流動的なネットワーク・カルチャーに依拠したセルフ(自我)が現れている今、アートはいかに機能し、状況に変化をもたらし得るかを検証する。展覧会タイトルの「Take Me To The River」は、ソウル歌手アル・グリーンとギタリストのメイボン・ティーニー・ホッジスにより1973年に発表されたR&Bの名曲であり、「River」は現代の流動的な状況の比喩と思われる。出品作家は、アンガス・フェアハースト、ピーター・フェンド、サイモン・フジワラ、池田亮司、メラニー・ジャクソン、下道基行、プレイ、笹本晃、島袋道浩、照屋勇賢、フェルメール&エイルマンスなど。

2015/06/20(土)(小吹隆文)

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