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artscapeレビュー

ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展

2015年07月15日号

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会期:2015/06/24~2015/08/31

国立新美術館[東京都]

戦後日本のマンガ・アニメを牽引してきた手塚治虫が亡くなったのは、1989年のこと。同展はそれ以降の日本のマンガ、アニメ、ゲームを概観するもので、これはそのまま平成のサブカルチャー史に重なる。ま、どっちにしろ鉄腕アトム世代のぼくにはほとんど無縁の世界だが、そんなおやじの目で見ると、いまはどのマンガもアニメも似たり寄ったりの絵に見えてしまう。テーマやストーリーは恐ろしく多様化してるはずなのに、絵が均質化しているように思えてならないのだ。それは、なにか売れ線の平均像みたいなものが設定されて、それ以下が切り捨てられ、表現の幅が結果的に狭ばめられてるからじゃないか。玉石混淆だった昔とは違い、いまのメディアに登場する絵はあらかじめ淘汰された優良種だけなのだ。さて、展示に関していうと、この展覧会に限ったことではないけれど、空間の使い方がもったいないなあという気がする。もともとマンガやアニメは美術館で展示したり、原画を公開したりすることを前提につくられてないんで、見せ方にもっと工夫が必要でしょうね。

2015/06/23(火)(村田真)

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