2017年10月15日号
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artscapeレビュー

《ウィーン経済経営大学》

2015年07月15日号

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[オーストリア、ウィーン]

竣工:2013年10月

もうひとつは、ウィーン経済経営大学の新キャンパスである。ザハ、阿部仁史、ピーター・クック、バスアルヒテクトゥールなど、世界から6組の建築家が国際コンペで選ばれ、万博会場のような施設群が登場していた。一番目立つのが、やはりザハの図書館で、無駄に長く歩かせるが、これが未来的な空間の体験につながる。バスは設計のほか、マスタープランも担当する。クックは橙、黄、赤などの暖色系と木製ルーバーで、相変わらず、お茶目で明るく楽しい建築だ。阿部は、蛇行する細長い空間を幾重にも並べることで、周囲の環境を読み取りながら、学科棟の内側にも街路的な空間をつくり出す。

写真:左上=エストゥディオ・カルメ・ピノス《D4棟》、左中(2枚)=ザハ・ハディド《LC棟》、左下=バスアルヒテクトゥール《D1+TC棟》、右上=CRAB・スタジオ(ピーター・クック)《D3+AD棟》、右下(2枚)=阿部仁史《D2+SC棟》

2015/06/22(月)(五十嵐太郎)

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