2018年01月15日号
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artscapeレビュー

新国立競技場コンペ案

2016年01月15日号

[東京都]

新国立競技場のコンペ案が発表されたことで、多くのメディアからコメントを依頼された。同日としては、個人的に過去最高数の記録となったが、それだけ国民の関心が集まっているのだろう。ただし、6月から7月にかけて、ザハ・ハディド案を擁護したかったときは、なぜか全然声をかけられなかった。そもそもザハ外しは論理的に説明がつかず、おかしかったこと、本来はコンペだから、彼らの修正案=C案に加え、D案、E案……があるべきだったことを指摘したうえで、二案について感想を述べた。拘束具がついた厳しい状態ながら、各建築家の個性をよく出し、想像以上に健闘していたと思う。が、やはり時代を先に進めるような革新的なものは難しかった。仕切り直しコンペの要項において、日本らしさや木の使用が要請されたせいもあるが、弥生=隈研吾/縄文=伊東豊雄の反復のようにも見える。ただし、今回、日本的なものをめぐる建築の言説は盛り上がってない。

2015/12/14(月)(五十嵐太郎)

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