2018年01月15日号
次回2月1日更新予定

artscapeレビュー

センシュアス・ストラクチュアズ──官能的な構造のために

2016年01月15日号

会期:2015/12/09~2015/12/20

東京都美術館ギャラリーA[東京都]

都美の企画公募で選ばれた4人のグループ展。メンバーは市川裕司、酒井祐二、佐藤裕一郎、篠崎英介で、うち3人は日本画、ひとりは建築という構成。これはけっこうスゴイ。なにがスゴイかって、4人であの巨大な展示空間を過不足なく埋めていること。作品点数でいえば(数え方にもよるが)わずか8点しかないのにだ。いちばんでかいのは林立する樹木を描いた佐藤の《森眠る》で、高さ4.6メートル、全長なんと18.2メートルある。原寸大の静物画や人物画なら珍しくないが、これは前代未聞の原寸大の風景画。裏を見ると角材を組んでしっかり固定している。ほかに、十字形に角材を組んだり、アルミ箔を貼った数百個ものリンゴ型の球体を床に散りばめたり、高さ5メートルの墨絵を2点壁に展示したり、悪いけど大きさにばかり感心してしまった。

2015/12/11(金)(村田真)

2016年01月15日号の
artscapeレビュー

文字の大きさ