2018年04月15日号
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artscapeレビュー

東京都高等学校文化祭 美術・工芸部門 第26回 中央展

2016年01月15日号

会期:2015/12/13~2015/12/20

東京都美術館[東京都]

都立高校文化連盟の美術・工芸部門の発表会。ざっと数えて120校を超す高校から各7、8人参加してるから1000点近くありそうだ。それを公募展示室の1フロアに展示しているので3段掛けは当たり前、最高6段掛けのところもあった。やはり学校によってレベルもカラーも画材もサイズも異なるので、見比べるとおもしろい。雪舟やミレーやゴッホらの模写が多い拝島高校は先生の教育方針だろうか。さすがにテクが抜きん出ているのは総合芸術高校だが、ほかにレベルが高かったのは若葉総合高校、両国高校、東高校、清瀬高校、国分寺高校、八王子桑子高校、片倉高校など。とくに森の絵と陶製のキノコや小動物を組み合わせてジオラマ風に仕立てた馬場毬加(若葉総合)の作品は、チラシにも使われるほど。でも音楽とは違って、美術は高校から大学にかけて(つまり子どもから大人になるときに)大きな価値転換が起きるものなので、これからが下克上だ。

2015/12/18(金)(村田真)

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