2018年10月15日号
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artscapeレビュー

「Making Place: The Architecture of David Adjaye」ほか

2016年02月15日号

会期:2015/09/19~2016/01/03

シカゴ美術館[アメリカ、シカゴ]

建築の展示エリアでは、1/1インスタレーション込みで、2フロアを使う気合いの入ったデイヴィッド・アジャイ展を開催していた。生活空間=住居系/公共施設に分けながら、世界各地で進行中のプロジェクトも含めて紹介している。鋭角を使う造形、入れ子的構造、装飾的なスキンを組み合わせる彼は、間違いなく、次世代のトップアーキテクトになるだろう。デザインのエリアでは、ニューヨーク世界博、大阪万博、マン・トランスフォーム展、メンフィス、マッシヴ・チェンジ展など、デザイン史に残る展覧会を紹介していた。また美術館内にアドラー+サリヴァンの株式取引所のインテリアを再現するほか、1909年のバーナムらによるシカゴ計画のドローイング、シカゴの近代建築から採集された断片のコレクションなどもある。日本美術のエリアでは、安藤忠雄がインテリアを設計した展示室を楽しめる。16本の柱を立てた暗い空間だ。これがアメリカにおける最初の安藤作品らしい。アフリカのエリアでは、個展を開催中のデイヴィッド・アジャイがセレクションしたマークを付けて、彼の解説を付す。巨大美術館ならではのコラボレーション企画である。

画像:左=上から、「Making Place: The Architecture of David Adjaye」、同上、デザインのエリア、安藤忠雄によるインテリア 右=上から「Making Place: The Architecture of David Adjaye」、同上、アドラー/サリヴァン「株式取引所」、シカゴの近代建築から採集された断片のコレクション

2015/12/27(日)(五十嵐太郎)

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