2018年10月15日号
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artscapeレビュー

プレビュー:森村泰昌:自画像の美術史 「私」と「わたし」が出会うとき

2016年04月01日号

会期:2016/04/05~2016/06/19

国立国際美術館[大阪府]

大阪出身・在住ながら、地元の美術館で大規模個展を行なったことがなかった森村泰昌。待望の機会となる本展は、彼の「自画像シリーズ」の集大成と位置づけられており、ゴッホに扮した出世作から、レンブラント、ベラスケス、フリーダ・カーロ、シンディ・シャーマンといった過去の代表作と、今展のために制作された新作、未発表作品が一堂に会する。また、1985年に京都のギャラリー16で行なわれた伝説的展覧会「ラデカルな意志のスマイル」が再現され、上映時間60分以上の新作映像作品が発表されるなど、大変充実した内容となっている(作品総数134点)。そして、「森村泰昌アナザーミュージアム」と題した関連展覧会が名村造船所跡地(大阪市住之江区北加賀屋)で同時開催され、NPO法人ココルーム(大阪市西成区釜ヶ崎)でもイベントが行なわれるなど、美術館にとどまらない地域的な広がりを持っているのも見逃せないところだ。

2016/03/20(日)(小吹隆文)

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