artscapeレビュー

海洋博物館(旧東インド会社スパイス倉庫)、インドネシア銀行博物館(旧中央銀行)ほか

2016年04月15日号

[インドネシア、ジャカルタ]

2日目の朝は、再びコタ地区から街をまわる。昨日の人出が嘘のようだ。まず再開発で移動させられる予定の木造の大型船が並ぶ船着場を見学し、続いて18世紀の倉庫を転用した海洋博物館を訪れる。船の模型をただ並べた素っ気ないミュージアムだが、瓦の隙間から光が漏れる、何も置いてないないロフト空間がカッコいい。旧中央銀行のインドネシア銀行博物館は、お金があった時代の贅沢な建築を現在にまで保存している。全周にバルコニーを張りめぐらす、熱帯ならではの工夫だ。そして食材で溢れかえったチャイナタウンを歩く。

写真:左=上から、船着場、海洋博物館外観、海洋博物館ロフト、海洋博物館近くのマーケット、右=上から、銀行博物館外観、銀行博物館内観、チャイナタウン

2016/03/27(日)(五十嵐太郎)

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