2018年04月15日号
次回5月15日更新予定

artscapeレビュー

松山賢個展「ヒロインズモウコズエンコウズ」

2016年05月15日号

会期:2016/04/01~2016/04/17

みうらじろうギャラリー[東京都]

謎めいたタイトルを分解すれば、「ヒロイン図」「猛虎図」「猿猴図」となる(最後は「援交図」かと思ったが)。ヒロイン図はロリ系の美少女図で、ヌードもあればマンコーズもあり、モネの《印象・日の出》など名画との合わせ技もあって3度おいしい。猛虎図はどう見ても子猫の絵で、長沢蘆雪の《虎図》が子猫ちゃんになってたり。猿猴図は牧谿をはじめ長谷川等伯や狩野派の絵師が得意としたテナガザルの図で、パステルカラーを多用してカワイさを強調している。小品が中心で、油彩、水彩、色鉛筆などさまざまな画材を用いている。芸術性のみならずポップ性や市場性まで視野に入れてる点、アーティストの鑑だ。

2016/04/16(土)(村田真)

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