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森村泰昌:自画像の美術史──「私」と「わたし」が出会うとき

2016年05月15日号

会期:2016/04/05~2016/06/19

国立国際美術館[大阪府]

もともとセルフィー的な作品をつくるアーティストだが、今回はまさに美術史における自画像をテーマとし、さらに私色が強い大個展になっていた。驚いたのは、2016年と記された新作が続々登場すること。3カ月間での多産ぶりがうかがえる。ハイライトは自画像を描いた作家たちのシンポジウムを想定した映像作品。物語的なわかりやすい美術の解説だが、絵をとらえる視点は筆者とだいぶ違う。

2016/04/05(火)(五十嵐太郎)

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