2017年12月15日号
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artscapeレビュー

Noism劇的舞踊Vol.3「ラ・バヤデール─幻の国」

2016年08月15日号

会期:2016/07/01~2016/07/03

KATT神奈川芸術劇場[神奈川県]

NOISM「ラ・バヤデール」@KAAT。平田オリザが参加したことによって、満州を想起させる政治的な設定が与えられたことよりも、イッセイ・ミヤケの衣装、各民族を表現する色彩、力強いカルメンに続く田根剛の空間デザイン(柱群のフォーメーションが変化することで場面の変化を表現し、最後は傾けて廃墟感を演出したり、舞台の左右でクロスする橋掛りを設けた)などの審美的な印象が残った。特に後半のアヘンによる幻想的な集団舞踏の場面が息をのむような美しさで、圧巻である。

2016/07/03(日)(五十嵐太郎)

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