小沢さかえ「わたしたちのいた地球」:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

2018年08月01日号
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artscapeレビュー

小沢さかえ「わたしたちのいた地球」

2016年10月01日号

会期:2016/08/27~2016/09/25

MORI YU GALLERY[京都府]

関西では約3年半ぶりとなる個展を開催した小沢さかえ。作品はキャンバスに描いた大小の油彩画18点と、紙に水彩や色鉛筆などで描いた小品6点だった。作品の内容は、草原を飛び交う鳥たちの中心で舞う女性、岩山と一体化し、恍惚の表情を浮かべる女性(いずれも自然の精?)、森の中で戯れる動物たちや人間、色とりどりの花であり、現実、幻想、神話、アニミズムが混然一体となった世界を形成している。それらは一種SF的でもあり、筆者は若き日に読んだレイ・ブラッドベリの短編小説を思い出した。現実と空想が地続きだった子供時代の感覚を思い出させてくれること。それが小沢作品の魅力ではないか。

2016/08/27(土)(小吹隆文)

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