2018年12月15日号
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artscapeレビュー

台湾専売局、司法院ほか

2017年02月15日号

[台湾、台北市]

未見だったものを中心に、台北の建築を急ぎ足でまわる。中正区では、森山松之助による《台湾専売局》(1913)、《教育大学》、《司法院》、《国軍歴史文物館》、そしてマルコ・カーサグランデによる一部を廃墟にしたままのリノベーションの《Ruin Academy》(2010)。西門周辺では広場として整備された《西本願寺》、修復工事中の《紅楼》など。北門に向かい、一階は石造の《撫臺街洋樓》(1910)、ペアコラムやエジプト風の意匠が目立つ、栗山俊一による《台北郵便局》(1930)。再び迪化街を抜けて、《長老教會大稻 教會》へ。古い教会(1915)の背後に高層棟(2007)を増築したもの。ただし、黒子のように姿を消すのではなく、教会の意匠を抽象化して継承する。青木淳の《台北ビル》(2009)は、モザイクによる幾何学装飾をつけた集合住宅だ。

写真:左=上から、《台湾専売局》《Ruin Academy》《西本願寺》 右=上から、《台北郵便局》《長老教會大稻 教會》《台北ビル》

2017/01/01(日)(五十嵐太郎)

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