2017年07月15日号
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artscapeレビュー

プレビュー:拡がる彫刻 熱き男たちによるドローイング 植松奎二 JUN TAMBA 榎忠

2017年07月01日号

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会期:2017/07/04~2017/09/28

BBプラザ美術館[兵庫県]

植松奎二(1947~)、JUN TAMBA(1952~)、榎忠(1944~)が1カ月ごとに個展を行なう。ベテランたちの競演はそれだけで十分そそられるが、本展のキモは別のところにある。彫刻とドローイングの概念を拡張することだ。一般的に彫刻は立体、ドローイングは平面だが、空間を支持体と考えれば彫刻をドローイングと解釈でき、ドローイングも彫刻足り得る可能性があるのではないか。そのような野心的試みを、経験豊富な3作家の手で実現しようというのだ。神戸の小さな美術館から新たな空間概念が提唱されるかもしれない。ちょっと大げさかもしれないが、それだけの期待をかけるに値する展覧会だ。なお本展は関連イベントも充実しており、植松奎二による1978年のパフォーマンスの再現、JUN TAMBAが2003年に制作した巨大ドローイング(22m×19m)の再公開、榎忠の祝砲パフォーマンスなどが会期中に行なわれる。

2017/06/20(火)(小吹隆文)

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