2017年08月01日号
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artscapeレビュー

カタログ&ブックス|2017年8月

2017年08月01日号

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展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

MA VIE A PARIS「私のパリ生活」


著者:ブノワ・アスティエ・ド・ヴィラット、イヴァン・ペリコリ、ヴィクトール・ルイ
発行:丸善出版
発行日:2017年6月
定価:8,000円(税別)
サイズ:18.2×13.4cm、392ページ

イヴァン・ペリコリ氏とブノワ・アスティエ・ド・ヴィラット氏が、パリのお薦めの場所を紹介するガイドブックです。鍼灸師や水道管工事、歯医者といった日常生活に役立つ実用的な場所から、レストランやカフェ、ホテルといった観光客も知りたい場所まで、300箇所以上が収められています。アスティエ・ド・ヴィラット独自のセンスで切り取ったパリの日常が垣間見える内容となっています。 背表紙部分以外の本の裁断面全てに金箔が施された“三方金”仕様となっており、フランス語原書同様の活版工法にて印刷されています。 アスティエ・ド・ヴィラットは日本でも人気の高い陶器ブランドで、両氏が1996年に創業しました。2015年にパリ唯一の活版印刷工房を手に入れ、2016年1月に出版社「エディション アスティエ・ド・ヴィラット」を設立しました。最初の出版物として、本書のフランス語版を活版印刷で発行いたしました。



音楽と建築


著者:ヤニス・クセナキス
翻訳:高橋悠治
発行:河出書房新社
発行日:2017年7月26日
定価:2,800円(税別)
サイズ:四六判、184ページ

伝説の名著、ついに新訳で復活。高度な数学的知識を用いて論じられる音楽と建築のテクノロジカルな創造的関係性──コンピュータを用いた現代の表現、そのすべての始原がここに。



図鑑 デザイン全史


監修:柏木博
翻訳:橋本優子、井上雅人、天内大樹
発行:東京書籍
発行日:2017年7月5日
定価:5,800円(税別)
サイズ:30.4×25.8cm、400ページ

決定的図鑑─19世紀から21世紀まで、デザインの流れを一望する初めてのヴィジュアル大図鑑。編年的な構成―アーツ・アンド・クラフツ運動から、アール・ヌーヴォー、アール・デコ、モダニズム、ミッドセンチュリー・モダン、文化革命、ポストモダン、そして現在まで、時代や動向ごとにデザイナーと作品を紹介。ジャンルを網羅―グラフィック、タイポグラフィ、食品、ジュエリー、家具、照明器具、自動車、建築などなど、幅広いデザインのジャンルを豊富な作品写真で丁寧に解説。進化─自転車の進化、カメラの進化、電話機の進化、ギターの進化など、個別のジャンルの変遷が一目でわかる特設ページも多数収録。

[書籍紹介より]



洋裁文化と日本のファッション


著者:井上雅人
発行:青弓社
発行日:2017年6月
サイズ:A5判、272ページ

ファッション史や大衆史からこぼれ落ちる洋裁文化の実態を、デザイナー、ミシン、洋裁学校、スタイルブック、ファッションショーなどの事例から立体的に描き出す。そして戦後の洋裁文化を、「民主化の実践」「消費社会の促進」という視点から再評価する。




フラッター・エコー 音の中に生きる


著者:デイヴィッド・トゥープ
発行:DU BOOKS
発行日:2017年6月
定価:3,000円(税込)
サイズ:四六判、320ページ

ブライアン・イーノらとともにアンビエント・ミュージックのシーンを作りあげ、ヒップホップ、テクノなどの発展にも貢献した、英国のミュージシャン/音楽評論家、デイヴィッド・トゥープが、自身のキャリア、自身の作品、音楽のパートナーについて振り返る、決定的な一冊。トゥープの広範囲にわたる活動記録の集大成であると同時に、英国における、現代音楽〜フリージャズ~テクノ/アンビエントの地下水脈を辿る年代記でもある。




ブックデザイナー鈴木一誌の生活と意見


著者:鈴木一誌
発行:誠文堂新光社
発行日:2017年7月1日
定価:2,500円(税別)
サイズ:四六判、376ページ

生活者そして知識人としてのデザイナー12年間のクロニクル。
長年にわたりブックデザイナーとして活動し、デザイン、写真、映像についての批評でも知られる著者が、2005年から2016年までの12年間にわたって日常や社会の諸相に巡らせた思索の軌跡。『at』『atプラス』『市民の意見』『十勝毎日新聞』という三つの媒体に寄稿した連載エッセイと読書アンケートを中心に収録する。経済や情報のグローバル化を背景に、人々の価値観や公共性の枠組みが大きく変容していった時期に書かれたこれらのエッセイは、出版にかかわるデザイナーならではの同時代批評であり、デザインについて語らないデザイン論でもある。市場経済のデザイン言語から離れ、私たちの足下から立ち上がる思考の地平。



2017/07/31(月)(artscape編集部)

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