2018年07月15日号
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artscapeレビュー

陳氏書院、六榕寺、懐聖寺

2017年09月15日号

[中国・広州市]

まとめて幾つかの古建築をまわった。陳氏書院は、頭上の激しい装飾に圧倒されるが、プランはシステマティックであり、理念的な建築だった。光孝禅寺は、唐様の木造寺院であり、組物のあいだを壁で埋めていないので、屋根や2層目が浮いたように見える。また六榕寺は多角形プラン、9層の塔が目立つ。特に初層の外周天井が興味深い。外から見上げると、垂木が軒先よりはみ出てるようだった。電気街に近い懐聖寺は、モスクである。本体は中国建築と似ているが、道路側のミナレット(光塔)の造形が非中国的だろう。そして五仙観は、階段をのぼって奥に突然あらわれる赤い鐘楼がデカい。ここの展示には、昔の広州の都市模型がある。無料の施設ゆえか、近所の人のたまり場になっている。

写真:上から2枚ずつ=《陳氏書院》《光孝禅寺》《六榕寺》《懐聖寺》《五仙観》

2017/08/09(水)(五十嵐太郎)

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