2017年11月15日号
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artscapeレビュー

クラクフ織物会館ほか

2017年11月01日号

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[ポーランド、クラクフ]

クラクフに到着すると、駅の横がショッピングモールになっているのはワルシャワと同じだが、中心部に残る古建築は復元でなく、本物のオリジナルが残った素晴らしい街並みだ。異なる歴史の層がアンサンブルをつくる広場のスケール感もよい。現在は乱造気味の世界遺産だが、1970年代にいち早く登録されたのもうなずける。広場の中心にある織物会館の1階は、みやげ物のお店が両側に一直線に並ぶアーケードである。その地下にある博物館は、近年の発掘成果を踏まえた、まさにこの場所の歴史を展示する施設になっており、デザインも力を入れた充実した内容だった。また3階は19世紀のポーランド絵を紹介する美術館だが、ここには展示していないダ・ヴィンチの「白貂を抱く貴婦人」の絵はがきや書籍がショップに大量にあるのはちょっとずるいと思う。

写真:1段目=クラクフ駅横のショッピングモール(左)クラクフの模型(右)、2段目=織物会館外観、3段目=織物会館1階アーケード(左)3階の美術館(右)、4段目=地下の博物館

2017/09/13(水)(五十嵐太郎)

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