2018年07月01日号
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artscapeレビュー

飛鳥乃湯泉、道後温泉本館

2017年11月15日号

[愛媛県]

松山にて、アーバン・デザイン・センターのスタッフの案内により、道後温泉のエリアをまわる。まちづくりの現在をうかがいつつ、オープンしたばかりの飛鳥乃湯泉を見学した。聖徳太子の伝説に基づき、外観はまさかの日本古代の様式! である。内部に伝統工芸の技を散りばめる。この向かいの商店群では、浅子佳英がリノベーション・デザインを計画中らしい。今度修復保全の工事に入るという道後温泉の本館は、かなり細かく内部のあちこちを見学する。これも新築一発では不可能な空間、というか現行の法規では無理だろう。が、それこそが最大の魅力である。ギヤマンのガラスをはめた塔屋から見下ろすと、つぎはぎ建築の隙間に銭湯施設の機械設備が見え、和とメカのハイブリッド感にしびれる。

写真:上・中=飛鳥乃湯泉 下=道後温泉本館

2017/10/28(土)(五十嵐太郎)

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