artscapeレビュー

アガット・ド・バイヤンクール展 "My so-called life in Japan"

2009年05月01日号

会期:2009/04/14~2009/05/02

YOD Gallery[大阪府]

アガット・ド・バイヤンクールは、滞在した国の印象を絵画作品や絵画によるインスタレーション作品に昇華させる。約2ヵ月半の日本滞在を経た今回の作品を見ると、蛍光系の鮮やかな色彩を駆使しつつも、淡白で内省的な印象を受ける。これが彼女が感じた日本なのか。少々意外だ。作品にはさまざまな言葉の断片も見受けられるが、最も目立つのは「WAKALIMASEN」。どんなシチュエーションでこの言葉を受け取ったのだろう。本人に聞けなかったのが残念だ。

2009/04/14(火)(小吹隆文)

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