artscapeレビュー

上田順平・山本太郎・龍門藍「俗なる美意識」

2010年01月15日号

会期:2010/01/20~2010/02/20

イムラアートギャラリー[京都府]

卑俗で過剰な装飾をまとったキッチュな陶オブジェで知られる上田順平、現代と伝統がハイブリッドした日本画を制作する山本太郎、少女人形などをモチーフにした油彩画の龍門藍が出品。いずれも日常生活に根差した視線で現代の雑食的な日本文化を浮き彫りにする作家たちだ。3人のなかでは龍門の作風がやや浮いているように思われるが、それをどのようにまとめ上げるのか、ギャラリーのディレクションにも注目したい。

2009/12/31(木)(小吹隆文)

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