artscapeレビュー

『エクス・ポ テン/ゼロ』

2010年03月01日号

発行所:HEADZ

発行日:2009年12月

第二期の『エクス・ポ』第0号は、第一特集が「演劇」(455頁分)。平田オリザ以後であり、さらに岡田利規以後とも言うべき今日の演劇の怒濤の展開を、編集発行人である佐々木敦が独自の嗅覚でまとめあげている。取りあげられている作家(脚本家、演出家)は以下のとおり。前田司郎、松井周、岩井秀人、平田オリザ、中野成樹、多田淳之介、タニノクロウ、飴屋法水、下西啓正、岡田利規、宮沢章夫。また、昨年の春に話題となったイベント「キレなかった14才♥リターンズ」に参加した作家たちも、彼らの座談会が掲載されフォローされている。もしあなたがまだ彼ら若い演劇作家の作品に触れていないならば、ここに名前のあがった作家たちの上演をチェックしてゆくことで、日本の演劇の現在と未来を知ることにきっとなるだろう。筆者も前田愛実、九龍ジョー、佐々木敦との座談会に参加しており、そこでは岡田利規的演劇とは別の可能性を示す存在として快快が話題になっている。ぜひご一読いただきたい。

2010/02/28(日)(木村覚)

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