2018年07月15日号
次回8月1日更新予定

artscapeレビュー

artscape編集部のレビュー/プレビュー

カタログ&ブックス│2018年2月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

石膏デッサンの100年─石膏像から学ぶ美術教育史

著者:荒木慎也
発行:アートダイバー
発行日:2018年2月1日
定価:2,200円(税抜)
サイズ:A5判変型、256ページ、ソフトカバー
デザイン:木村稔将

美大受験をする者なら誰もが経験する「石膏デッサン」。膨大な時間をかけて修練し、ようやく美大に入ってみ ると、石膏デッサンを否定する教育方針にあぜんとした経験があるはずです。「はたして、石膏デッサンは必要なのか?」。この議論は長く続いていますが、その言説は膠着しています。 本書は、日本の美術が石膏像を受容して以来、美術教育にどのように用いてきたかといった、教育者や作家た ちの苦闘の歴史を捉え直すことで、構築的な美術教育のかたちを目指し、新たな創造への足がかりとします。 日本の美術は、いかに西洋を受容し、近代化してきたのか。その曲がりくねった歴史と、そこに生じた熱量とを、 石膏像を媒体にスリリングに読み解いていく本書。教育者はもちろんのこと、美大受験を控えた受験生、さらに は日々制作と向き合うアーティストに読んでもらいたい書籍です。

紙背 3号

編集・発行人:山﨑健太
発行:紙背編集部
発行日:2018年1月21日
定価:1,204円(税抜)
サイズ:文庫判、464ページ
装丁:岡部正裕(voids)

artscapeレビュワーの山﨑健太氏が編集・発行人を務める演劇批評誌の第3号。山本卓卓『その夜と友達』、山田百次『小竹物語』、小田尚稔『悪について』、三浦直之『BGM』といった気鋭の劇作家による戯曲と、それらの作品をめぐる論考を収録。「地点」主宰の三浦基氏によるエッセイ「走り続ける」も必読。


「第20回 DOMANI・明日展 未来を担う美術家たち」カタログ

発行:文化庁
アートディレクション:見増勇介
デザイン:見増勇介+竹内敦子
発行日:2018年1月
サイズ:A4判変型、144ページ

将来の日本の芸術界を支える人材育成のため、若手芸術家が海外の大学や関係機関などで行なう研修を支援する「新進芸術家海外研修制度」の成果発表のための展覧会「DOMANI・明日展」の展覧会カタログ。雨宮庸介、西尾美也、やんツーなど、出品作家の作品と言葉を全点フルカラーで掲載。展覧会は国立新美術館にて2018年3月4日(日)まで開催中。

安齊重男による日本の70年代美術

発行:国立国際美術館
執筆・編集:中井康之(国立国際美術館学芸課長)
デザイン:西岡勉
発行日:2017年10月
価格:2,000円(税抜)
サイズ:A4判変型、238ページ

1970年、安齊は同世代の作家たちが生み出す一過性の作品を35mmカメラで記録し始めます。後に「もの派」と称される芸術運動体の揺籃期は、安齊の眼を通して知られますが、その眼は直ぐに同時代の他の新しい芸術動向にも向けられました。日本の現代美術の変革期を捉え続けてきた安齊重男の仕事を紹介します。

「縫うこと、着ること、語ること。」日記

著者:長島有里枝
デザイン:有山達也+岩渕恵子
表紙+展示風景写真撮影:加納俊輔
制作・発行:デザイン・クリエイティブセンター神戸
発行日:2017年3月
価格:非売品(KIITOにて無料配布、送料自己負担で郵送対応あり
サイズ:A5判変型、96ページ

KIITOアーティスト・イン・レジデンス2015-2016(招聘作家:長島有里枝)の成果物として、「縫うこと、着ること、語ること。」日記を発行いたしました。
本冊子で初公開となる滞在制作中の日記をはじめとして、成果発表展で発表した作品や展示風景写真も含んだ、96ページの冊子です。

2018/02/14(水)(artscape編集部)

カタログ&ブックス│2018年1月





展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

評伝 ゲルハルト・リヒター Gerhard Richter, Maler


著者:ディートマー・エルガー
翻訳:清水穣
発行:美術出版社
発行日:2018年1月10日
定価:4,600円(税別)
サイズ:21×14.5cm、444ページ

ドイツで2002年に刊行された評伝『Gerhard Richter. Maler---Biografie und Werk(画家ゲルハルト・リヒター、伝記と作品)』をベースに、近年の活動を新たに書き下ろした新版。作品図版やプライベートフォトなどおよそ150点を掲載。リヒターの言葉と初期から2017年の作品を通じて、絵画への想い、その思考の源を辿るリヒター公認の決定的評伝。



OPEN GATE 2017 動き続ける展覧会 〜 An ever-changing exhibition (「何もないところから」〜 start from here)


写真:渡部勇介、WinWin
テキスト:大友良英、坂口千秋、芹沢高志、Sachiko M
デザイン:横山サオリ
発行:P3 and environment
発行日:2018年1月1日
定価:1,500円(税別)
サイズ:17×19cm

2017年9月に開催した OPEN GATE 2017 の写真集が出来ました。会場に作品、アーティスト共々現れるところから、自然のままに暗くなりかすかな光の中で会場を去る瞬間まで、どこで何が起こるか予測できない会場内を時にひた走り、時に暖かく見守りながらASR公式カメラマン渡部勇介とWinWinが撮り続けた大量の写真の中からぐっと選別。「何もないところから」「何もないところまで」展覧会や公演という概念を超えた独自のスタイルが、目の前で日々生み注目されていく様子をダイジェストで紹介。




白百


著者:原研哉
デザイン:原研哉
発行:中央公論新社
発行日:2018年1月10日
定価:1,900円(税別)
サイズ:四六判、216ページ

記憶の束から思いつくままに百の白を引き抜き、一葉ずつの白を味わってみたい。もはや白いという形容も希薄になるほどに――日本文化を支える要点であり、自身のデザインの根幹にある感性「白」について百の具体例を挙げて語る。前著『白』と対をなす実践編。




カイ・フランクへの旅 “フィンランド・デザインの良心"の軌跡をめぐる─


著者:小西亜希子‎
写真:永禮賢
発行:グラフィック社
定価:3,200円(税込)
サイズ:B5変型、224ページ

今日に続くフィンランド・デザインの礎を作り、1950〜60年代の黄金期を支えたプロダクトデザイナー、カイ・フランク。彼がデザインしたシンプルで機能的、丈夫で手頃な価格のテーブルウェアは、イッタラの「ティーマ」や「カルティオ」として、発表から60年以上を経たいまなお世界中で愛されている。そんなレジェンドの知られざる仕事や人生、素顔を、丁寧な取材と貴重な写真の数々によりひもといてゆくデザイン紀行。



2018/01/12(金)(artscape編集部)

カタログ&ブックス│2017年12月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

キーワードで読む現代日本写真


著者:飯沢耕太郎
装幀:松川祐子(La Cie)
発行:フィルムアート社
発行日:2017年11月30日
定価:3,800円(税別)
サイズ:四六判変、456ページ

アート化とデジタル化/震災後の写真/「戦後写真」の終焉……現代日本写真の転換期・2009〜2017年のトピックから厳選し、105の用語、72組の写真家、170の展覧会・写真集を網羅。基本的な用語を押さえながら、不確かな時代に変わりゆく写真の現在形をとらえ直した、格好の「写真入門」となる一冊です。写真の見方が分かる/変わると同時に、「写真」を通して、現代日本が見えてくる。

*2009~2017年上半期までのartscapeレビューを抄録。


石内都 肌理と写真


著者:石内都
発行:求龍堂
発行日:2017年12月8日
定価:2,700円(税別)
サイズ:B5判、252ページ

今年、デビュー40周年を迎える石内都。建物や皮膚そして遺品などに残された生の軌跡から記憶を呼び覚ます石内の写真は、「記憶の織物」とも評され、世界各地で高い評価を受けている。本書は、石内都の40年にわたる活動を展覧できる横浜美術館の展覧会公式図録。「肌理(きめ)」をテーマに初期の未発表写真から最新作まで、自選された約240点を紹介。


観察の練習


著者:菅俊一
ブックデザイン:佐藤亜沙美(サトウサンカイ)
発行:NUMABOOKS
発行日:2017年12月1日
定価:1,600円(税別)
サイズ:105×148mm、256ページ

駅やオフィス、街や家の中で出くわす、小さな違和感。あるいは、市井の人々が生み出すささやかな工夫や発明のようなもの。著者が日々収集し続けている数多の「観察」の事例を読み解く思考の追体験をしていくことで、読み手にもアイデアの種を与えてくれる。過去の膨大な量のリサーチの中から50あまりの「観察」の成果を厳選し、テキストはまるごと書き下ろし。著者のこれまでの人気連載コラム「AA'=BB’」(modernfart)、「まなざし」(DOTPLACE)を愛読していた方も必読の、初の単著にして決定版的な一冊。


紙の上の建築 日本の建築ドローイング1970s–1990s 図録


発行:文化庁
デザイン:工藤強勝、舟山貴士(デザイン実験室)
発行日:2017年10月31日
価格:非売品
サイズ:B5判、63ページ

国立近現代建築資料館で開催中の展覧会「紙の上の建築 日本の建築ドローイング1970s – 1990s」展の公式図録。本展で紹介された、渡邊洋治や磯崎新をはじめとする建築家のドローイングを、4名のゲストキュレーターによる解説と共に掲載。巻末には日本の建築ドローイング年譜も収録。


ニッポン貝人列伝 ─時代をつくった貝コレクション─


著者:石本君代、奥谷喬司
アートディレクション:祖父江慎
ブックデザイン:鯉沼恵一(cozfish)
発行:LIXIL出版
発行日:2017年12月15日
価格:1,800円(税別)
サイズ:A4判変、82ページ

黒潮と親潮の流れによって世界的に豊かな貝分布が見られる日本。この貝大国で近代貝類学の黎明期を築いた伝説の貝人10人と彼らの熱意と情熱の結晶である貝コレクションに出会える本書。貝類学、とくに分類学は、コレクターと研究者が車の両輪となって発展する。最初の牽引者は民間研究者で自ら平瀬貝類博物館を開設した平瀬與一郎。平瀬のもと「貝聖」と呼ばれるまでに成長した黒田徳米は貝研究の巨人となった。実業家、河村良介の一大コレクションは研究者を大いに満足させ、後に国立科学博物館の超A級コレクションとなる。貝に捧げた一心不乱な人生が綴られる貝人列伝は、カラー図版で展開する彼らの貝標本の魅力をぐっと押し上げる。マニアックな陸貝(かたつむりなど)の世界を探求する研究者、一方国内外、美麗から微小まで追い求めるコレクター。どちらの世界も覗くことができる今までにない貝の本となる。


2017/12/14(木)(artscape編集部)

カタログ&ブックス│2017年11月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

写真の理論


編訳:甲斐義明
発行:月曜社
発行日:2017年10月20日
定価:2,500円(税別)
サイズ:四六判、312ページ

写真史と写真の論理を読み解くための重要論考(ジョン・シャーカフスキー、アラン・セクーラ、ロザリンド・クラウス、ジェフ・ウォール、ジェフリー・バッチェンの5篇)の翻訳。編訳者による詳細な解説や写真理論のブックガイドも収録。カバーの写真は森山大道による《ニエプスの窓》。


現代建築家コンセプト・シリーズ
403architecture[dajiba] 建築で思考し、都市でつくる


著者:403architecture[dajiba]
発行:LIXIL出版
発行日:2017年9月15日
定価:1,800円(税別)
サイズ:A5判、160ページ

21世紀に入って経済成長の神話が崩れ、都市回帰と地域再生の動きが同時に進み、建築が大きな転換点を迎えるなか、403architecture [dajiba]は2011年に静岡県浜松市を拠点に活動をスタートし、約6年の間に50のプロジェクトを完成させてきた。彼らは、敷地やプログラム、クライアントが異なるそれぞれのプロジェクトのなかに「材料転用」「既存応用」「慣習ずれ」「新旧混成」「等価空間」「単位反復」という性格を見出し、新たな建築的価値を浮かび上がらせる。これら6つの「タグ」は、これからの建築が求める複層的な価値観を示すとともに、建築という創造の歴史との豊かな接続を物語っている。
本書では、6つのタグによる作品分析、6つのタグの歴史的解釈を行なうとともに、イギリスの建築家集団「Assemble」とのメール対談では、建築活動の世紀的な転回を語りあう。建築はこれからどのような意思とともにあるべきか。ここにひとつのモデルが示される。

ありふれたものの変容──芸術の哲学


著者:アーサー・C・ダントー
翻訳:松尾大
装丁:服部一成
発行:慶應義塾大学出版会
発行日:2017年10月31日
定価:4,600円(税別)
サイズ:四六判、372ページ

1960年代初め、アンディ・ウォーホルの《ブリロ・ボックス》が「芸術」として提示されたとき、このような、平凡なものと区別のつかないアート作品の出現が、新しい芸術の理論を要請した。本書は、その理論的構築のために捧げられた、20世紀美学最大の成果である。
ダントーは、芸術の理論に属するものを、伝統的にそれと混同されてきたものから区別しようと試みる。そして、芸術の表象を独自に解釈し、メタファー、表現、様式を体系的に説明する。
ウォーホル、リキテンスタイン、ブリューゲル、ボルヘス、カポーティ……豊富な例を引きながら、なぜ「ありふれたもの」が「芸術」に変容したのか、芸術をどのように定義できるのか、哲学的に明らかにしていく。

アイデアスケッチ──アイデアを〈醸成〉するためのワークショップ実践ガイド


著者:James Gibson、小林茂、鈴木宣也、赤羽亨
発行:ビー・エヌ・エヌ新社
デザイン:田中佐季
発行日:2017年10月20日
定価:2,300円(税別)
サイズ:B5判、144ページ

プロセスからデザインすることで、アイデアとチームを同時に醸成できる。
地方都市にありながらも全国から異才が集結する学校IAMAS(イアマス)。そこで培われた視覚的ブレインストーミング手法「アイデアスケッチ」のノウハウを、誰もが実践できるようわかりやすく解説。新規事業開発担当者のみならず、ビジネスの領域でファシリテートしたいデザイナーやエンジニアも必携の一冊。


藤森照信展──自然を生かした建築と路上観察


発行:水戸芸術館現代美術センター
発行日:2017年10月5日
価格:2,000円(税別)
サイズ:B4判変、160ページ

藤森建築の魅力が満載! 写真を多数掲載し、藤森照信自身が執筆した作品解説は読み応え充分。建築作品や茶室、家具、素材見本まで内容盛りだくさんの一冊です。


天野尚 写真集──アート オブ ネイチャーアクアリウム


発行:アクアデザインアマノ
発行日:2017年11月8日
価格:2,500円(税別)
サイズ:278×250mm、160ページ

水景クリエイターとして、写真家として、61年の人生を駆け抜けた天野尚。没後2年となる今年、新しい作品集が出版となります。この作品集は天野がレイアウトを制作し、大判フィルムで水景を撮影してきたネイチャーアクアリウムの作品を軸に、おもに超大判フィルムで撮影された生態風景写真の代表作を交えながら、表現者としての天野 尚の世界をまとめた一冊です。
作品集としては、ネイチャーアクアリウムの代表作はもちろん、前々作『ガラスの中の大自然 1985-2009』、前作『創造の原点』に未収録の作品も収録し、これらを補完するものとなります。また、これまでの作品集に掲載されていた水景写真は、天野がこだわってきた大判フィルムの持ち味を最大限に引き出すためそのほとんどをスキャニングからやり直し、最新の技術で印刷しています。アナログの臨場感にあふれた水景を、ぜひご覧ください。


2017/11/14(火)(artscape編集部)

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カタログ&ブックス│2017年10月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

日高理恵子作品集


著者:日高理恵子、小林康夫、蔵屋美香、森啓輔
発行:ヴァンジ彫刻庭園美術館
発行日:2017年10月5日
定価:4,200円(税別)
サイズ:297×210mm、232ページ

本書は、展覧会「日高理恵子 空と樹と」(ヴァンジ彫刻庭園美術館、静岡、2017年4月22日–11月30日)の関連書籍として刊行される日高理恵子の初作品集です。
日高理恵子は、1980年代前半より約35年にわたり、辛夷、山桜、百日紅、木蓮などさまざまな樹をモチーフに、絵画について真摯に問い、独自の表現を探求してきた画家です。武蔵野美術大学で日本画を学んだ日高は、日本画の画材を使用しながらも伝統的な様式に捉われず、新たな絵画表現を切り開いてきました。野外での鉛筆によるドローイングと、その硬質な表現を日本画の画材を用いてスケールアップした絵画の画面には、無数の幹や枝、葉、花芽が隅々まで細緻に描かれています。また、モノクロームの絵画は、岩絵具が何層も重ねられることで、細かな粒子が呼吸をするように、繊細で豊かな色調を帯びています。
本書は、一貫して樹を描きながらも多様な変遷をみせてきた、約35年におよぶ画業を網羅した初の作品集となります。2017年に開催されたヴァンジ彫刻庭園美術館での個展を冒頭に、70年代後半に作家が惹かれ、模写した過去の画家たちの習作や素描、水平の視点で描かれた樹々、そしてその後展開していく「樹を見上げて」、「樹の空間から」、「空との距離」の3つのシリーズを含む、約100点の作品図版を収録しています。また、作家が過去に発表してきた文章やインタビュー、寄稿者らによる多彩な論考を収め、止まることなく続けられてきた作品制作の全容を、俯瞰することができる構成となっています。

実況・近代建築史講義


著者:中谷礼仁
発行:LIXIL出版
発行日:2017年10月15日
定価:1,800円(税別)
サイズ:A4判、208ページ

建築史家・中谷礼仁による、早稲田大学の講義をまるっと収録。
生徒との授業でのやりとりを織り交ぜながら、臨場感あふれる授業風景を再現。
ブルネレスキから藤森照信まで、近代500年の建築史を全12回で駆け抜ける。


安藤忠雄展─挑戦─


著者:安藤忠雄、浅田彰、鈴木博之
発行:安藤忠雄建築展実行委員会
発行日:2017年9月15日
定価:1,834円(税別)
サイズ:B5版変、320ページ

稀代の建築家、安藤忠雄の半世紀に及ぶ挑戦の軌跡、未来への展望を紹介する「安藤忠雄展─挑戦─」の展覧会図録。展覧会場の6つのセクション・テーマに応じた構成で、70を超える代表作品を紹介。ANDO建築の魅力をコンパクトに伝える、特別編集のオリジナルです。


芸術の不可能性──瀧口修造 中井正一 岡本太郎 針生一郎 中平卓馬


著者:高島直之
発行:武蔵野美術大学出版局
発行日:2017年9月28日
定価:2,400円(税別)
サイズ:四六判、192ページ

前衛芸術が生まれた19世紀末から20世紀初頭は動乱、革命、戦火の時代だった。1907年のキュビスムのセンセーション、1909年の未来派宣言、1916年チューリヒ・ダダを嚆矢とする世界的なダダ・ムーブメント、1924年ブルトンによるシュルレアリスム宣言。1930年瀧口がブルトンの『超現実主義と絵画』を訳出して以来の、中井、針生、岡本、中平へと続く前衛芸術受容の日本的困難と屈折を、社会的事象とともに論じる。


内田祥哉 窓と建築ゼミナール


著者:内田祥哉
編集:門脇耕三、藤原徹平、戸田穣、窓研究所
発行:鹿島出版会
発行日:2017年10月5日
価格:2,800円(税別)
サイズ:B5変判、204ページ

建築家にして建築構法学の創始者が説く開口部論の極意。設計の真髄を「窓」から語り尽くす非公開講座の全記録、ついに完成。聴講者との総括座談会と、門脇耕三、藤原徹平、戸田穣による書き下ろし内田祥哉論3篇を加え集成。


新しい分かり方


著者:佐藤雅彦
発行:中央公論新社
発行日:2017年9月21日
価格:1,900円(税別)
サイズ:A5変判、268ページ

「分かる」って、こんなに気持ちいいことなのか。「伝える」には、こんな方法もあったのか。「ピタゴラスイッチ」生みの親が、世の中の見方が変わる「分かる」「伝える」を提案します。

2017/10/13(金)(artscape編集部)

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