2018年10月15日号
次回11月1日更新予定

artscapeレビュー

artscape編集部のレビュー/プレビュー

カタログ&ブックス│2017年12月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

キーワードで読む現代日本写真


著者:飯沢耕太郎
装幀:松川祐子(La Cie)
発行:フィルムアート社
発行日:2017年11月30日
定価:3,800円(税別)
サイズ:四六判変、456ページ

アート化とデジタル化/震災後の写真/「戦後写真」の終焉……現代日本写真の転換期・2009〜2017年のトピックから厳選し、105の用語、72組の写真家、170の展覧会・写真集を網羅。基本的な用語を押さえながら、不確かな時代に変わりゆく写真の現在形をとらえ直した、格好の「写真入門」となる一冊です。写真の見方が分かる/変わると同時に、「写真」を通して、現代日本が見えてくる。

*2009~2017年上半期までのartscapeレビューを抄録。


石内都 肌理と写真


著者:石内都
発行:求龍堂
発行日:2017年12月8日
定価:2,700円(税別)
サイズ:B5判、252ページ

今年、デビュー40周年を迎える石内都。建物や皮膚そして遺品などに残された生の軌跡から記憶を呼び覚ます石内の写真は、「記憶の織物」とも評され、世界各地で高い評価を受けている。本書は、石内都の40年にわたる活動を展覧できる横浜美術館の展覧会公式図録。「肌理(きめ)」をテーマに初期の未発表写真から最新作まで、自選された約240点を紹介。


観察の練習


著者:菅俊一
ブックデザイン:佐藤亜沙美(サトウサンカイ)
発行:NUMABOOKS
発行日:2017年12月1日
定価:1,600円(税別)
サイズ:105×148mm、256ページ

駅やオフィス、街や家の中で出くわす、小さな違和感。あるいは、市井の人々が生み出すささやかな工夫や発明のようなもの。著者が日々収集し続けている数多の「観察」の事例を読み解く思考の追体験をしていくことで、読み手にもアイデアの種を与えてくれる。過去の膨大な量のリサーチの中から50あまりの「観察」の成果を厳選し、テキストはまるごと書き下ろし。著者のこれまでの人気連載コラム「AA'=BB’」(modernfart)、「まなざし」(DOTPLACE)を愛読していた方も必読の、初の単著にして決定版的な一冊。


紙の上の建築 日本の建築ドローイング1970s–1990s 図録


発行:文化庁
デザイン:工藤強勝、舟山貴士(デザイン実験室)
発行日:2017年10月31日
価格:非売品
サイズ:B5判、63ページ

国立近現代建築資料館で開催中の展覧会「紙の上の建築 日本の建築ドローイング1970s – 1990s」展の公式図録。本展で紹介された、渡邊洋治や磯崎新をはじめとする建築家のドローイングを、4名のゲストキュレーターによる解説と共に掲載。巻末には日本の建築ドローイング年譜も収録。


ニッポン貝人列伝 ─時代をつくった貝コレクション─


著者:石本君代、奥谷喬司
アートディレクション:祖父江慎
ブックデザイン:鯉沼恵一(cozfish)
発行:LIXIL出版
発行日:2017年12月15日
価格:1,800円(税別)
サイズ:A4判変、82ページ

黒潮と親潮の流れによって世界的に豊かな貝分布が見られる日本。この貝大国で近代貝類学の黎明期を築いた伝説の貝人10人と彼らの熱意と情熱の結晶である貝コレクションに出会える本書。貝類学、とくに分類学は、コレクターと研究者が車の両輪となって発展する。最初の牽引者は民間研究者で自ら平瀬貝類博物館を開設した平瀬與一郎。平瀬のもと「貝聖」と呼ばれるまでに成長した黒田徳米は貝研究の巨人となった。実業家、河村良介の一大コレクションは研究者を大いに満足させ、後に国立科学博物館の超A級コレクションとなる。貝に捧げた一心不乱な人生が綴られる貝人列伝は、カラー図版で展開する彼らの貝標本の魅力をぐっと押し上げる。マニアックな陸貝(かたつむりなど)の世界を探求する研究者、一方国内外、美麗から微小まで追い求めるコレクター。どちらの世界も覗くことができる今までにない貝の本となる。


2017/12/14(木)(artscape編集部)

カタログ&ブックス│2017年11月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

写真の理論


編訳:甲斐義明
発行:月曜社
発行日:2017年10月20日
定価:2,500円(税別)
サイズ:四六判、312ページ

写真史と写真の論理を読み解くための重要論考(ジョン・シャーカフスキー、アラン・セクーラ、ロザリンド・クラウス、ジェフ・ウォール、ジェフリー・バッチェンの5篇)の翻訳。編訳者による詳細な解説や写真理論のブックガイドも収録。カバーの写真は森山大道による《ニエプスの窓》。


現代建築家コンセプト・シリーズ
403architecture[dajiba] 建築で思考し、都市でつくる


著者:403architecture[dajiba]
発行:LIXIL出版
発行日:2017年9月15日
定価:1,800円(税別)
サイズ:A5判、160ページ

21世紀に入って経済成長の神話が崩れ、都市回帰と地域再生の動きが同時に進み、建築が大きな転換点を迎えるなか、403architecture [dajiba]は2011年に静岡県浜松市を拠点に活動をスタートし、約6年の間に50のプロジェクトを完成させてきた。彼らは、敷地やプログラム、クライアントが異なるそれぞれのプロジェクトのなかに「材料転用」「既存応用」「慣習ずれ」「新旧混成」「等価空間」「単位反復」という性格を見出し、新たな建築的価値を浮かび上がらせる。これら6つの「タグ」は、これからの建築が求める複層的な価値観を示すとともに、建築という創造の歴史との豊かな接続を物語っている。
本書では、6つのタグによる作品分析、6つのタグの歴史的解釈を行なうとともに、イギリスの建築家集団「Assemble」とのメール対談では、建築活動の世紀的な転回を語りあう。建築はこれからどのような意思とともにあるべきか。ここにひとつのモデルが示される。

ありふれたものの変容──芸術の哲学


著者:アーサー・C・ダントー
翻訳:松尾大
装丁:服部一成
発行:慶應義塾大学出版会
発行日:2017年10月31日
定価:4,600円(税別)
サイズ:四六判、372ページ

1960年代初め、アンディ・ウォーホルの《ブリロ・ボックス》が「芸術」として提示されたとき、このような、平凡なものと区別のつかないアート作品の出現が、新しい芸術の理論を要請した。本書は、その理論的構築のために捧げられた、20世紀美学最大の成果である。
ダントーは、芸術の理論に属するものを、伝統的にそれと混同されてきたものから区別しようと試みる。そして、芸術の表象を独自に解釈し、メタファー、表現、様式を体系的に説明する。
ウォーホル、リキテンスタイン、ブリューゲル、ボルヘス、カポーティ……豊富な例を引きながら、なぜ「ありふれたもの」が「芸術」に変容したのか、芸術をどのように定義できるのか、哲学的に明らかにしていく。

アイデアスケッチ──アイデアを〈醸成〉するためのワークショップ実践ガイド


著者:James Gibson、小林茂、鈴木宣也、赤羽亨
発行:ビー・エヌ・エヌ新社
デザイン:田中佐季
発行日:2017年10月20日
定価:2,300円(税別)
サイズ:B5判、144ページ

プロセスからデザインすることで、アイデアとチームを同時に醸成できる。
地方都市にありながらも全国から異才が集結する学校IAMAS(イアマス)。そこで培われた視覚的ブレインストーミング手法「アイデアスケッチ」のノウハウを、誰もが実践できるようわかりやすく解説。新規事業開発担当者のみならず、ビジネスの領域でファシリテートしたいデザイナーやエンジニアも必携の一冊。


藤森照信展──自然を生かした建築と路上観察


発行:水戸芸術館現代美術センター
発行日:2017年10月5日
価格:2,000円(税別)
サイズ:B4判変、160ページ

藤森建築の魅力が満載! 写真を多数掲載し、藤森照信自身が執筆した作品解説は読み応え充分。建築作品や茶室、家具、素材見本まで内容盛りだくさんの一冊です。


天野尚 写真集──アート オブ ネイチャーアクアリウム


発行:アクアデザインアマノ
発行日:2017年11月8日
価格:2,500円(税別)
サイズ:278×250mm、160ページ

水景クリエイターとして、写真家として、61年の人生を駆け抜けた天野尚。没後2年となる今年、新しい作品集が出版となります。この作品集は天野がレイアウトを制作し、大判フィルムで水景を撮影してきたネイチャーアクアリウムの作品を軸に、おもに超大判フィルムで撮影された生態風景写真の代表作を交えながら、表現者としての天野 尚の世界をまとめた一冊です。
作品集としては、ネイチャーアクアリウムの代表作はもちろん、前々作『ガラスの中の大自然 1985-2009』、前作『創造の原点』に未収録の作品も収録し、これらを補完するものとなります。また、これまでの作品集に掲載されていた水景写真は、天野がこだわってきた大判フィルムの持ち味を最大限に引き出すためそのほとんどをスキャニングからやり直し、最新の技術で印刷しています。アナログの臨場感にあふれた水景を、ぜひご覧ください。


2017/11/14(火)(artscape編集部)

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カタログ&ブックス│2017年10月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

日高理恵子作品集


著者:日高理恵子、小林康夫、蔵屋美香、森啓輔
発行:ヴァンジ彫刻庭園美術館
発行日:2017年10月5日
定価:4,200円(税別)
サイズ:297×210mm、232ページ

本書は、展覧会「日高理恵子 空と樹と」(ヴァンジ彫刻庭園美術館、静岡、2017年4月22日–11月30日)の関連書籍として刊行される日高理恵子の初作品集です。
日高理恵子は、1980年代前半より約35年にわたり、辛夷、山桜、百日紅、木蓮などさまざまな樹をモチーフに、絵画について真摯に問い、独自の表現を探求してきた画家です。武蔵野美術大学で日本画を学んだ日高は、日本画の画材を使用しながらも伝統的な様式に捉われず、新たな絵画表現を切り開いてきました。野外での鉛筆によるドローイングと、その硬質な表現を日本画の画材を用いてスケールアップした絵画の画面には、無数の幹や枝、葉、花芽が隅々まで細緻に描かれています。また、モノクロームの絵画は、岩絵具が何層も重ねられることで、細かな粒子が呼吸をするように、繊細で豊かな色調を帯びています。
本書は、一貫して樹を描きながらも多様な変遷をみせてきた、約35年におよぶ画業を網羅した初の作品集となります。2017年に開催されたヴァンジ彫刻庭園美術館での個展を冒頭に、70年代後半に作家が惹かれ、模写した過去の画家たちの習作や素描、水平の視点で描かれた樹々、そしてその後展開していく「樹を見上げて」、「樹の空間から」、「空との距離」の3つのシリーズを含む、約100点の作品図版を収録しています。また、作家が過去に発表してきた文章やインタビュー、寄稿者らによる多彩な論考を収め、止まることなく続けられてきた作品制作の全容を、俯瞰することができる構成となっています。

実況・近代建築史講義


著者:中谷礼仁
発行:LIXIL出版
発行日:2017年10月15日
定価:1,800円(税別)
サイズ:A4判、208ページ

建築史家・中谷礼仁による、早稲田大学の講義をまるっと収録。
生徒との授業でのやりとりを織り交ぜながら、臨場感あふれる授業風景を再現。
ブルネレスキから藤森照信まで、近代500年の建築史を全12回で駆け抜ける。


安藤忠雄展─挑戦─


著者:安藤忠雄、浅田彰、鈴木博之
発行:安藤忠雄建築展実行委員会
発行日:2017年9月15日
定価:1,834円(税別)
サイズ:B5版変、320ページ

稀代の建築家、安藤忠雄の半世紀に及ぶ挑戦の軌跡、未来への展望を紹介する「安藤忠雄展─挑戦─」の展覧会図録。展覧会場の6つのセクション・テーマに応じた構成で、70を超える代表作品を紹介。ANDO建築の魅力をコンパクトに伝える、特別編集のオリジナルです。


芸術の不可能性──瀧口修造 中井正一 岡本太郎 針生一郎 中平卓馬


著者:高島直之
発行:武蔵野美術大学出版局
発行日:2017年9月28日
定価:2,400円(税別)
サイズ:四六判、192ページ

前衛芸術が生まれた19世紀末から20世紀初頭は動乱、革命、戦火の時代だった。1907年のキュビスムのセンセーション、1909年の未来派宣言、1916年チューリヒ・ダダを嚆矢とする世界的なダダ・ムーブメント、1924年ブルトンによるシュルレアリスム宣言。1930年瀧口がブルトンの『超現実主義と絵画』を訳出して以来の、中井、針生、岡本、中平へと続く前衛芸術受容の日本的困難と屈折を、社会的事象とともに論じる。


内田祥哉 窓と建築ゼミナール


著者:内田祥哉
編集:門脇耕三、藤原徹平、戸田穣、窓研究所
発行:鹿島出版会
発行日:2017年10月5日
価格:2,800円(税別)
サイズ:B5変判、204ページ

建築家にして建築構法学の創始者が説く開口部論の極意。設計の真髄を「窓」から語り尽くす非公開講座の全記録、ついに完成。聴講者との総括座談会と、門脇耕三、藤原徹平、戸田穣による書き下ろし内田祥哉論3篇を加え集成。


新しい分かり方


著者:佐藤雅彦
発行:中央公論新社
発行日:2017年9月21日
価格:1,900円(税別)
サイズ:A5変判、268ページ

「分かる」って、こんなに気持ちいいことなのか。「伝える」には、こんな方法もあったのか。「ピタゴラスイッチ」生みの親が、世の中の見方が変わる「分かる」「伝える」を提案します。

2017/10/13(金)(artscape編集部)

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カタログ&ブックス|2017年9月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

芸術公社アニュアル 2016-2017


発行:特定非営利活動法人芸術公社
発行日:2017年7月31日
サイズ:A5判、55ページ

芸術公社の立ち上げから丸2年。2016年4月から2017年3月末までの1年間、芸術公社が日本、アジア各地で行なった作品創作、ワークショップ、教育プログラム、リサーチなど多岐にわたる活動を総括した報告書。

芸術公社ウェブサイトよりPDF版を無料でダウンロード可
サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで


企画・編集:佐々木瞳、湯原公浩、水野良美、関口秀紀
アートディレクション:尾原史和(SOUP DESIGN)
デザイン:高室湧人、加納大輔(SOUP DESIGN)
発行:国立新美術館、森美術館、国際交流基金アジアセンター
制作:平凡社
発行日:2017年8月10日
価格:3,600円(税別)
サイズ:A4変判、328ページ

ASEAN(東南アジア諸国連合)設立50周年を記念して国立新美術館、森美術館、国際交流基金アジアセンターが共同主催する国内過去最大規模の東南アジア現代美術展の展覧会図録。

都市は人なり──「Sukurappu ando Birudoプロジェクト」全記録


著者:Chim↑Pom
発行:LIXIL出版
ブックデザイン:吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ)
発行日:2017年8月20日
定価:2,800円(税別)
サイズ:20×22cm、228ページ

本書は、歌舞伎町の取り壊し直前の振興組合ビルで行われた展覧会+イベント「また明日も観てくれるかな?」から、高円寺のキタコレビルの地下に歌舞伎町のビルの瓦礫を埋め、建築家・周防貴之との協働により、そのうえに道(公共圏)を通すまでの一連の活動「Sukurappu ando Birudoプロジェクト」の全記録である。都市を舞台に活動してきたChim↑Pomが、その活動によって都市の姿を更新していく過程を、膨大な記録写真と関係者の証言で克明に写し取る。しかしこのプロジェクトは本書で完結していない。その最終形は、東京の再開発にゆだねられているのである。


建築学生ワークショップ比叡山 2017


制作・編集:特定非営利活動法人アートアンドアーキテクトフェスタ
発行:特定非営利活動法人アートアンドアーキテクトフェスタ
発行日:2017年8月30日
定価:1,852円(税別)
サイズ:A4判、80ページ

全国の大学生を中心とした、地域滞在型建築ワークショップの全記録。2017年度の開催地は、比叡山。全国から集まった50名の大学生が、国内外で活躍中の講師の指導のもと、ちいさな建築作品を具現化させる。各作品のコンセプトから総評までを、豊富な図版とともに収録したドキュメントブック。


「Robert Frank: Books and Films, 1947-2017」展カタログ


構成:ゲルハルト・シュタイデル、ナディーン・レーゼ、林寿美
デザイン、編集:株式会社神戸新聞総合印刷
発行:「Robert Frank: Books and Films, 1947-2017」展実行委員会
発行日:2017年9月2日
サイズ:40 x 54.5cm、12ページ

9月22日(金)までデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)で開催中の同展のカタログ。開催各地で発行されている新聞形式のカタログの翻訳版も好評を得ている。


ヴァナキュラー・モダニズムとしての映像文化


著者:長谷正人
発行:東京大学出版会
発行日:2017年9月12日
定価:3,500円(税別)
サイズ:四六判、288ページ

写真やジオラマ、映画、テレビなどといった複製技術による映像文化が切り開く「自由な活動の空間」の可能性を、高踏的なモダニズムではなく、ヴァナキュラー・モダニズム──日常生活の身体感覚に根差した──の視点から探究する、横断的映像文化論の試み。


織物以前 タパとフェルト


アートディレクション:祖父江慎
発行:LIXIL 出版
発行日:2017年9月15日
定価:1,800円(税別)
サイズ:A4変判、76ページ

本書では、貴重な古写真から原初の布の風景を巻頭グラビアに、タパ研究の第一人者、福本繁樹氏による南太平洋のタパ紀行と東西アジアでフィールド調査を行った長野五郎氏によるフェルト紀行を図版展開。布の技術の広がりや機への発展なども考察しながら、装飾や衣文化の原点に立ち返る。


2017/09/14(木)(artscape編集部)

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カタログ&ブックス|2017年8月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

MA VIE A PARIS「私のパリ生活」


著者:ブノワ・アスティエ・ド・ヴィラット、イヴァン・ペリコリ、ヴィクトール・ルイ
発行:丸善出版
発行日:2017年6月
定価:8,000円(税別)
サイズ:18.2×13.4cm、392ページ

イヴァン・ペリコリ氏とブノワ・アスティエ・ド・ヴィラット氏が、パリのお薦めの場所を紹介するガイドブックです。鍼灸師や水道管工事、歯医者といった日常生活に役立つ実用的な場所から、レストランやカフェ、ホテルといった観光客も知りたい場所まで、300箇所以上が収められています。アスティエ・ド・ヴィラット独自のセンスで切り取ったパリの日常が垣間見える内容となっています。 背表紙部分以外の本の裁断面全てに金箔が施された“三方金”仕様となっており、フランス語原書同様の活版工法にて印刷されています。 アスティエ・ド・ヴィラットは日本でも人気の高い陶器ブランドで、両氏が1996年に創業しました。2015年にパリ唯一の活版印刷工房を手に入れ、2016年1月に出版社「エディション アスティエ・ド・ヴィラット」を設立しました。最初の出版物として、本書のフランス語版を活版印刷で発行いたしました。



音楽と建築


著者:ヤニス・クセナキス
翻訳:高橋悠治
発行:河出書房新社
発行日:2017年7月26日
定価:2,800円(税別)
サイズ:四六判、184ページ

伝説の名著、ついに新訳で復活。高度な数学的知識を用いて論じられる音楽と建築のテクノロジカルな創造的関係性──コンピュータを用いた現代の表現、そのすべての始原がここに。



図鑑 デザイン全史


監修:柏木博
翻訳:橋本優子、井上雅人、天内大樹
発行:東京書籍
発行日:2017年7月5日
定価:5,800円(税別)
サイズ:30.4×25.8cm、400ページ

決定的図鑑─19世紀から21世紀まで、デザインの流れを一望する初めてのヴィジュアル大図鑑。編年的な構成―アーツ・アンド・クラフツ運動から、アール・ヌーヴォー、アール・デコ、モダニズム、ミッドセンチュリー・モダン、文化革命、ポストモダン、そして現在まで、時代や動向ごとにデザイナーと作品を紹介。ジャンルを網羅―グラフィック、タイポグラフィ、食品、ジュエリー、家具、照明器具、自動車、建築などなど、幅広いデザインのジャンルを豊富な作品写真で丁寧に解説。進化─自転車の進化、カメラの進化、電話機の進化、ギターの進化など、個別のジャンルの変遷が一目でわかる特設ページも多数収録。

[書籍紹介より]



洋裁文化と日本のファッション


著者:井上雅人
発行:青弓社
発行日:2017年6月
サイズ:A5判、272ページ

ファッション史や大衆史からこぼれ落ちる洋裁文化の実態を、デザイナー、ミシン、洋裁学校、スタイルブック、ファッションショーなどの事例から立体的に描き出す。そして戦後の洋裁文化を、「民主化の実践」「消費社会の促進」という視点から再評価する。




フラッター・エコー 音の中に生きる


著者:デイヴィッド・トゥープ
発行:DU BOOKS
発行日:2017年6月
定価:3,000円(税込)
サイズ:四六判、320ページ

ブライアン・イーノらとともにアンビエント・ミュージックのシーンを作りあげ、ヒップホップ、テクノなどの発展にも貢献した、英国のミュージシャン/音楽評論家、デイヴィッド・トゥープが、自身のキャリア、自身の作品、音楽のパートナーについて振り返る、決定的な一冊。トゥープの広範囲にわたる活動記録の集大成であると同時に、英国における、現代音楽〜フリージャズ~テクノ/アンビエントの地下水脈を辿る年代記でもある。




ブックデザイナー鈴木一誌の生活と意見


著者:鈴木一誌
発行:誠文堂新光社
発行日:2017年7月1日
定価:2,500円(税別)
サイズ:四六判、376ページ

生活者そして知識人としてのデザイナー12年間のクロニクル。
長年にわたりブックデザイナーとして活動し、デザイン、写真、映像についての批評でも知られる著者が、2005年から2016年までの12年間にわたって日常や社会の諸相に巡らせた思索の軌跡。『at』『atプラス』『市民の意見』『十勝毎日新聞』という三つの媒体に寄稿した連載エッセイと読書アンケートを中心に収録する。経済や情報のグローバル化を背景に、人々の価値観や公共性の枠組みが大きく変容していった時期に書かれたこれらのエッセイは、出版にかかわるデザイナーならではの同時代批評であり、デザインについて語らないデザイン論でもある。市場経済のデザイン言語から離れ、私たちの足下から立ち上がる思考の地平。



2017/07/31(月)(artscape編集部)

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