artscape <新着情報>
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2003年6月15日号
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一ノ瀬泰造写真展――戦地からの手紙 |
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一ノ瀬泰造は日大芸術学部で写真を学んだ後、通信社を経て72年、戦火のカンボジアに入国。1973年11月「地雷を踏んだらサヨウナラ」という言葉を残して、アンコールワットへ単独潜行したまま消息を絶った戦場カメラマンである。その後、82年になってその死は両親より確認されたが、彼が消息を絶ってから30年を経た2003年6月、一ノ瀬泰造の母、一ノ瀬信子は息子の写真を焼き直し、厳選した写真集『もうみんな家に帰ろー!―26歳という写真家・一ノ瀬泰造』(窓社) を出版した。 この写真集出版に後続して、母の焼いた泰造の写真を展示し、同時に一ノ瀬の書簡と母の思いを朗読劇として上演する試みが予定されている。また、新宿ニコンサロンでは、一ノ瀬の、第二次インドシナ戦争時のベトナム、カンボジアの写真を中心に、カラー・モノクロ合わせて40点を展示。さらに、作者が戦地から家族や友人に宛てた手紙を10点展示する。 |
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