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「EVA(Electronic Imaging & the Visual Arts)国際会議」は、欧州を中心に、映像関連分野に携わる研究者、美術館・博物館関係者等の意見交換の場として世界各地で開催される視覚芸術に関する電子画像国際会議です。「EVA-GIFU 2002」は、デジタルアーカイブの構築を目指し、各種映像関連施策を推進する岐阜県が中心となって、関係機関の協力のもと、1998、2000年の岐阜会議に引き続き開催するものです。
■マルチメディアグランプリ 〔財〕マルチメディアコンテンツ振興協会(現〔財〕デジタルコンテンツ協会)と経済産業省が共催する「第15回マルチメディアグランプリ2000」のパッケージ部門、アート賞は「ウィリアム・フォーサイス『インプロヴィゼーション・テクノロジーズ』」(日本版・慶應義塾大学出版会)が選出された。 〔財〕デジタルコンテンツ協会と経済産業省が「マルチメディアグランプリ」に引き続いて共催する「デジタルコンテンツグランプリ」の2001年アート部門最優秀賞は、児玉幸子+竹野美奈子の「突き出す、流れる」が選出された。 ■デジタルアーカイブ・アウォード デジタルフロンティア京都実行委員会主催の第1回デジタルアーカイブ・アウォードは、「東京国立博物館 法隆寺献納宝物デジタルアーカイブ」((財)NHKエンジニアリングサービス)、「唐招堤寺--―鑑真と東山魁夷」(凸版印刷(株))、「デジタルイメージシステム」((株)日立製作所)、「石川新情報書府」(石川県)、「アメリカンメモリー」(アメリカ合衆国議会図書館)が受賞した。(1999年) デジタルフロンティア京都実行委員会主催の第2回デジタルアーカイブ・アウォードは、「奈良女子大学画像原文データベース」(奈良女子大学附属図書館)、「日本語テキスト・イニシアティブ」(バージニア大学/ピッツバーグ大学)、「NHKアーカイブス」(NHK)、「全国自治体マップ検索」(自治省)、「日本錦絵新聞集成」(文生書院)が受賞した。(2000年) 京都デジタルアーカイブ研究センター主催の第3回デジタルアーカイブ・アウォードは、「ウェイバック・マシーン」(The Internet Archive(米国))、「今昔文字鏡」(文字鏡研究会)、「CGで見るヒトの初期発生」(嶺倉 豊(京都大学))、「琉球文化デジタルアーカイブ」(琉球文化デジタルアーカイブワークグループ)、「画像フォーマット VFZ」((株)セラーテムテクノロジー)が受賞した。(2002年)
青森デジタルアーカイブ推進協議会 青森には豊かな自然と文化資産等が多くある。青森県独自のビジネスモデルを創造し、職業的立場を超えて県民が連携し、自らの力で青森県を豊かな地域とするため、デジタルアーカイブの普及啓蒙・調査研究・人材育成等の事業を実施する。 http://www.acci.or.jp/adaa/ 通信・放送機構 山形映像アーカイブリサーチセンター(山形県マルチメディア開発推進協議会) 山形の自然や暮らしの風景、伝統行事など、21世紀に伝えたいビデオ映像を、県内外から募集する。寄せられた映像のうち優れたものは、大量の画像情報を永久保存できる「デジタルアーカイブ装置」を使って後世に残す。約1万5000時間分の映像が保存できる現時点で国内最大規模の装置が整備されている。 http://www.archive.gr.jp/ 東北デジタルアーカイブ研究会 2000年3月、東北インテリジェント・コスモス構想推進協議会と東北マルチメディア・アプリケーション技術開発推進協議会が「東北デジタルアーカイブ研究会」を発足。東北7県・仙台市と約10社の民間企業・団体で構成され、会員を限定せずにテーマに応じてフレキシブルな運営を行っている。東北各地で展開されている個々の事業の情報交流・情報発信によるネットワーク化を進め、そこから生まれる相乗効果に期待し、東北全体におけるデジタルアーカイブ事業の一層の推進を図っていく考えである。 http://www.incos.or.jp/ デジタル・ミュージアム推進協議会 総務省のハイビジョン静止画を中心とした美術鑑賞システムの普及促進を図る「ハイビジョン・ミュージアム構想」の推進母体。 http://www.digital-museum.gr.jp/ デジタルアーカイブ推進協議会(JDAA) 人類の歴史において創造し、蓄積してきた有形、無形の文化資産をマルチメディアの最新技術を活用して、高精細デジタル映像の形で記録・蓄積し、随時 自由に鑑賞でき、また、高度な情報ネットワークを利用して、国内はもとより世界 に向けて情報発信するシステムを構築することにより、多様な文化の振興、地域の 情報化・活性化、新規産業の創出、国際貢献などを振興していくことを主旨とする 文化資産のデジタル アーカイブ構想の推進に寄与することを目的とする。 http://www.jdaa.gr.jp/ 石川新情報書府 輪島塗や山中漆器、九谷焼、加賀友禅に代表される伝統工芸、能楽や邦楽、舞踊といった伝統芸能など世界に誇れる文化資産を最先端のマルチメディア技術を駆使してデジタル情報化し、次世代に保存、継承するとともに、石川県の個性を世界に向けて発信するものである。 http://shofu.pref.ishikawa.jp/ デジタル・アーカイブ・アライアンス(DAJA) 21世紀の情報社会の地域経営戦略として「交流・連帯・創造」をキーワードに、「高度情報基地ぎふ(情場)づくり」を進める岐阜県と連携しつつ、日本及び欧州等の地域が有する文化遺産をはじめとするコンテンツから成る国際デジタルアーカイブを構築し、ネットワークなどを通じてデジタル化した遺産などを有効に活用することにより、文化及び産業の振興を図ることを目指した組織である。 http://www.daja.gr.jp/ 地域資料デジタル・アーカイブ化協議会 市町村等の情報化、活性化の推進に対して、地域の文化資料のデジタル・アーカイブ化とその活用に関する事業を行い、高度情報通信社会のための基盤整備を支援することを目的として、平成12年6月に設置された。 http://www.gijodai.ac.jp/circ/index.html 京都デジタルアーカイブ研究センター 京都の歴史の中で蓄積された文化や伝統遺産をデジタル技術で保存し、その活用を通じて新産業の創出を目指す。 http://www.kyoto-archives.gr.jp/ 京都産業デジタルアーカイブ 近代京都に誕生した産業や、長い歴史の中で受け継がれてきた技は過去のものではなく、現在の企業に受け継がれている。今日の日本の近代産業の幕開けを実現させた、京都産業の功績[京都産業の魁]、またいつの時代にも確かな技を持つ職人たちが支えてきた工芸品(工業製品)[都の技列伝]、さらに様々なジャンルにおける京都の近代化に携わってきた人々[都の人列伝]をアーカイブし、発信していく。 http://www.joho-kyoto.or.jp/~wazaden/index.html 京都市染織デジタルアーカイブ研究会 京友禅・西陣織・京繍など 伝統産業約80事業者により平成10年9月に設立した研究団体。異分野企業との交流、連携を通して伝統産業におけるデジタルアーカイブの可能性を研究し、その事業化や商品化に向けた仕組みづくりを進める。 http://www.kyoto-archives.gr.jp/ksda/ 関西デジタル・アーカイブ 関西の歴史文化情報の発信基地。文化の振興、地域の情報化・活性化を目指す。 http://www.kiis.or.jp/kansaida/index.html 中四国デジタルアーカイブ推進協議会 中四国における地方発のデジタルアーカイブ推進をすべく、地域を連携し、全国に先駆けた新しい取り組みをするものである。産学官のネットワークや蓄積したヒューマンネットワークを活用して、ハイテクを駆使しながら地域産業の活性化と地域の独自性のある新産業の創出を図るものである。 http://www.cdaa.gr.jp/ 鳥取県デジタルアーカイブ研究会 「鳥取情報ハイウエイ」という県内一円に、住民開放型の高度情報インフラとして光ファイバー網の整備が進められている。また一方では、広大な鳥取大砂丘・雄大な大山といった多彩な自然環境、歴史的にも重要な三徳山、青谷上寺地遺跡などの文化遺産など、独自で魅力あるコンテンツを有している。デジタルアーカイブについてさまざまな調査研究を行う。 http://www.tottori-archive.gr.jp/ 特定非営利活動法人 デジタルアーカイブやまぐち 「明治維新」「大内文化」「雪舟」など山口県内の文化財を、最新のデジタル技術を駆使してコンピュータに蓄積保存する作業に取り組んでいる。現在は県の委託で、無形文化財や民俗文化財、彫刻、工芸品などを掲載した「県文化財要録」7冊のデータベース化に取り組んでいる。 http://www.dayi.or.jp/ 琉球文化デジタルアーカイブワークグループ 独特の自然と固有の歴史に裏付けられた沖縄の文化は、我われ共通の財産である。情報革命が急速に進む現在、我われは残された貴重な文化資産を確実に保全しながら、機能的、物理的に限界が見られるものについては再生を図り、それらの資産をあらゆる分野の人が積極的に活用できる新しい時代に対応した仕組みを作る必要に迫られている。琉球文化デジタルアーカイブ・ワークグループは、沖縄のもつ有形無形の歴史・文化・伝統資産をデジタル技術で蓄積しながら、産業・文化・教育などさまざまな分野でその利用を活性化させることを目指す。 http://www.okicolo.or.jp/arcvwg/ [影山幸一](参考:JDAAホームページ) |
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