ベルリンの国立美術館群の現代美術部門として1996年に開館。国立美術館の現代美術コレクションと、ベルリンの個人コレクター、E・マルクスのコレクションを収蔵・展示するほか、美術作家に関する映像資料のアーカイヴを持つ。マルクス・コレクションはトランスアヴァンギャルディアの作家やR・ラウシェンバーグ、C・トゥオンブリー、A・キーファー等のほか、膨大なA・ウォーホルとJ・ボイス作品(特に約450点からなるボイス最大のドローイング群《アイルランドの秘密の人物のための秘密のブロック》)で知られている。館名(ハンブルク駅)は建物が1846−47年に建てられたハンブルク─ベルリン間鉄道の駅舎だったことに由来。1884年から1906年まで交通・建築博物館として利用されていたが1945年の爆撃で崩壊の後、1988年にH・ゼーマンが「ツァイトロース(時間を超越した)」展で現代美術の展覧会場として使用するまで放置されていた。J・P・クライヒューズによる改築を経て、豊富な空間を活かして常設展示に併設したS・ポルケやI・カバコフの大回顧展が開催されている。
(三本松倫代)
関連URL
●ハンブルガー・バーンホフ http://www.smb.spk-berlin.de/ng/hbf.html
●R・ラウシェンバーグ http://www.dnp.co.jp/museum/nmp/nmp_j/people/r-rauschenberg.html
●C・トゥオンブリー http://www.dnp.co.jp/museum/nmp/nmp_j/people/c-twombly.html
●A・キーファー http://www.dnp.co.jp/museum/nmp/nmp_j/people/a-kiefer.html
●A・ウォーホル http://www.dnp.co.jp/museum/nmp/nmp_j/people/a-warhol.html
●J・ボイス http://www.dnp.co.jp/museum/nmp/nmp_j/people/j-beuys.html
●S・ポルケ http://www.dnp.co.jp/museum/nmp/nmp_j/people/s-polke.html
●I・カバコフ http://www.dnp.co.jp/museum/nmp/nmp_j/people/i-kabakov.html
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