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αM2013:楽園創造(パラダイス)──芸術と日常の新地平「Vol. 3 上出惠悟」

最終更新日:2013年07月05日

九谷焼を素材として活動を行っています。
私の活動には大別して窯元としての仕事と上出惠悟としての仕事があります。
前者は九谷焼の文脈を意識しながら制作し、後者はそのような意識は特段ありません。
制作の方法としては、私が工程のすべてを担うのは一部の作品で、殆どは職人との共作、もしくは私が制作の指揮を取り職人が制作を行っています。
私は、九谷焼の歴史、技法に関する制約を引き受けながら、九谷焼を「伝統工芸」として捉えず新しいものであると考えます。

今年4月の個展「游谷」(Yoshimi Arts/大阪)では九谷の先人らが感じていた未来や憧れの共有をめざし、日本の方角より西を見渡した山水を描いた水盤《西游》、アラビア風の文字を印象で描いた茶器《アラビア字文》や、山水を画する際にトリミングされ失われた外側の風景を再構築した《楼閣山水文》等を発表しました。

今回は「游谷」と、2011年の個展「幽谷」から望む楽園性について問うた展示にするつもりです。

上出惠悟

[プレスリリースより]

会場
ギャラリーαM(アルファエム)(東京都千代田区東神田1-2-11アガタ竹澤ビルB1F)
会期
2013年7月13日(土)〜8月24日(土)
*夏休み8/11〜8/19
入場料
入場無料
休館日
日月祝休
開館時間
11:00〜19:00
詳細
http://www.musabi.ac.jp/gallery/2013-3.html