アートフラッシュニュース

ヨコハマ創造都市センターは、2012年より、中国・成都の非営利アートギャラリーであるA4当代芸術中心（A4 Contemporary Arts Center）とアーティスト・イン・レジデンス交流を行っています。
2013年は、中国・成都を中心に活躍する現代美術作家・何（ホー）千里（チェンリ）氏を招き、横浜で約2か月間の滞在制作を行います。
本展示は、日本を初めて訪れた若き中国の美術家が、横浜の地で日常生活を送りながら制作に取り組んだ新作をご紹介するものです。同時に、成都で滞在制作した横浜出身のアーティストSHIMURAbrosの新作作品も展示します。
アーティスト・イン・レジデンスは、アーティストが異国の都市に身を置き、目新しい文化や歴史、生活、人々とのコミュニケーションを重ねながら作品を制作することで、新たな創作活動への原動力を得る機会となります。また、住民にとっても街の新たな一面を知ることが可能となる取り組みです。
今、日本と東アジア諸国は政治的な緊張をはらむ一方で、カルチャー面では国境を越え急速に価値観を共有しつつあります。そんな中、日本と中国のアーティスト2組が互いの都市で制作した作品の数々は、彼らが目にし、感じた空気感を存分にまとっています。異国の地に滞在し制作する過程で、彼らは何を「見た」のか──。同じ時代に生きる2組のアーティストが見つめた『今』を感じてください。［公式ウェブサイトより転載］