2020年03月15日号
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アートフラッシュニュース

若手芸術家・キュレーター支援企画 1floor 2014 「またのぞき」

最終更新日:2014年10月29日

 神戸アートビレッジセンターでは、若手アーティストやキュレーターの育成支援を目的とした公募企画「1floor(ワンフロア)」を2008 年より開催しています。7 回目を迎える今回は内田聖良と貴志真生也が当センターの1階に向かい合う「KAVC ギャラリー」とコミュニティスペース「1room」を1 つの空間と見なし、展覧会実施における様々な要素と対話しながら展覧会を創り上げます。
 内田聖良は、既成概念から作られる「枠」から距離を置く方法、その感覚を鍛えることをテーマに、身の回りにあるメディアを用いた作品を制作しています。本の余白への書き込み、しみなど、人の手による「手垢」を価値付けした古本を販売するオンラインプロジェクト《余白書店》を共同で運営し、「手垢= 価値を下げる」という暗黙のルールを遊び、間違って使うことで、私達の生活の中に自由な行為を許容する「余白」を作る一つの方法を提案しています。一方、貴志真生也は、建物、看板、人、あるいは社会そのものといった、人によって作られた環境をモチーフとし、その意味を問い直す作品を制作しています。発砲スチロール、角材、ブルーシートなどの工業資材を見立てることで作品とし、素材は規格そのままに、作家の手の痕跡を残さないよう意識され、不要な意味を排除したシンプルな形態へと落とし込まれます。作品を前にして私達はその意味を読み解くことをはぐらかされ、新たな空間と対面します。
 タイトルの「またのぞき」とは、股の間から天橋立を見る名称として有名ですが、本展では視点を切り替えることで新しい価値観を発見することを示唆し、内田と貴志両者の作品性に通ずる言葉として導かれました。
 本展は、内田による《余白書店》の派生企画として、「手垢」のアーカイブ並びにそれらを使ったプロジェクトと、貴志による家具・器具類に見立てた作品および構造的なインスタレーションから構成されます。

●関連イベント

○地域交流プロジェクト ひと× 間(ひとま)「hanaso - ハナソ- vol.15 オープニングトーク」 
日時:11 月1 日(土)19:00 ‒20:00(30分前受付)
出演:内田聖良、貴志真生也(出品アーティスト)
会場:KAVC ギャラリー・1room
料金:無料 ※要予約(078-512-5500 / E-mail: art@kavc.or.jp
終了後、21:30 までオープニングパーティーを開催。
ケータリング:geco-ya 食堂


○KAVC 倶楽部のひとつぼワークショップ「あなたの余白書店をつくろう」
本のシミや文字の書き込みなどの「手垢」をあなたの視点でセレクトして、オリジナル「余白書店」を開店しましょう。
日時:11 月2 日(日)13:30-16:30(30 分前受付)
講師:内田聖良 (出品アーティスト)
会場:KAVC ギャラリー・1room
料金:1,300 円(倶楽部会費1,000 円/ 材料費300 円)
定員:8 名 ※要予約(078-512-5500 / E-mail: art@kavc.or.jp
持ち物:書き込みやシミ、落丁などがあり処分に困っている本


○ゲストトーク
  小説家の福永信氏をお招きしたゲストトーク。出品アーティストとの対話を繰り広げます。
日時:11 月23 日(日)18:00-19:30(30 分前受付)
ゲスト:福永信(小説家)
会場:1room
料金:無料
定員:40 名 ※要予約(078-512-5500 / E-mail: art@kavc.or.jp

会場
神戸アートビレッジセンター(KAVC)(兵庫県神戸市兵庫区新開地5-3-14) TEL: 078-512-5500
会期
2014 年11 月1 日( 土) ~24 日( 月・祝)
入場料
無料
休館日
火曜日
開館時間
12:00~19:00
問い合わせ先
神戸アートビレッジセンター(KAVC)(兵庫県神戸市兵庫区新開地5-3-14) TEL: 078-512-5500 E-mail: art@kavc.or.jp
主催
神戸アートビレッジセンター(KAVC)
詳細
http://www.kavc.or.jp/art/1floor/14/
2014年 /relation/e_00028450.json l 10104303


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