アートフラッシュニュース
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「デザイン資源の現状と課題」シンポジウム
最終更新日:2014年11月17日
デザインを介して人々の好みや考え方を決定し、社会における流行やイデオロギーに働きかけるデザインの文化資源的な効果に注目し、その資源について歴史的な営みと現状および課題について考察する研究会です。
写真・映像、活字、タイポグラフィ、ピクトグラム、アイソタイプ、などの視覚情報デザインの作品・生産物(ポスター、雑誌、カタログ)と技術、デザイン思想によって構成される知の財産を「デザイン資源」と捉え、それらの資源がどのように、集積され活用されているのか、さらに現代の先端技術がもたらす様々な課題についても多面的な解釈を試みます。
国内外で主要なデザイン・アーカイブを構築し活用している大学や財団の取り組みについて報告を頂き、さらにデザイン資料を活用する研究者の側からの意見交換を行い、将来に向かっての課題を洗い出します。
さらに、現代の先端的技術によって大きく変貌する視覚情報と創造活動を行うデザイナーの知的財産をめぐる課題について議論し、「デザイン資源」としての知的財産を考えます。
日時: 11月22日(土)14:00?18:00
会場: 国立近代美術館講堂
主催: 「デザイン資源」研究グループ 井口壽乃(埼玉大学)、伊原久裕(九州大学)、山本政幸(岐阜大学)、暮沢剛巳(東京工科大学)、菅靖子(津田塾大学)、児玉幸子(電気通信大学)
パネラー:
① Professor Catherine Moriarty (Curatorial Director, University of Brighton Design Archives)「ICOGRADAアーカイブについて」
② 本庄美千代(武蔵野美術大学 美術館図書館)「武蔵野美術大学のデザイン・アーカイブ」
③ 木戸英行(DNP文化振興財団)「田中一光アーカイブ」
④ 児玉幸子(電気通信大学)「デザイン表現の知的財産権をめぐる問題」
- 東京国立近代美術館 地下講堂
- http://www.momat.go.jp