アートフラッシュニュース

本年2月8日から3月21日まで、BankARTで滞在制作を行うアントニ・ムンタダス氏の講演会を開催します。
1942年生まれのムンタダスは、ニューヨークを拠点に、現在でも旺盛に活動を続けている著名なアーティスト（学者）です。文化の解釈／翻訳をめぐり、記号、建築、制度といった我々を取り巻く概念について、映像、写真、音声、テキスト、出版物など多様なメディアを用いた力強いインスタレーションを展開しています。

今回の約1ヶ月間の横浜滞在では、ひとつの言語を別の言語に移し変えるという「言葉の翻訳」を、言葉に限定しないで、時代や場所でも置き換えてみるという「On Translation」、及び最近制作をしている「AsianProtocols (Korea, Japan, China)」を展開する予定です。

Antoni Muntadas /アントニ・ムンタダス
1942年バルセロナ生。1971年からNY在住。
主な個展にニューヨーク近代美術館（1978）、マドリードのソフィア王妃アートセンター（1988）、ボルドー現代美術館（1994）、MITリストヴィジュアルアーツセンター（1995）、リオデジャネイロ近代美術館（2000）、バルセロナ現代美術館（2002-03）、第51回ベニス・ビエンナーレスペインパビリオン “On Translation: I Giardini”（2005）、ソウルのトータルアート現代美術館（2014）。その他、サンパウロ、リヨンのビエンナーレ、ドクメンタ等の国際展に参加。日本ではImage Forumにて作品上映（1991）、NTT ICC’95 “on the Web”、ヨコハマポートサイドギャラリー（1997）、第１回秋葉原TVの関連企画として、command Nにて作品上映（1999）。また、MIT、カルフォルニア大学、サンパウロ大学、ボザール、他で教鞭をとる。