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大山エンリコイサム×黒瀬陽平「ストリート・アートの最前線」(『アゲインスト・リテラシー──グラフィティ文化論』刊行記念トーク」)
最終更新日:2015年04月20日
『アゲインスト・リテラシー──グラフィティ文化論』(LIXIL出版、2015)の刊行を記念し、大山エンリコイサム(美術家)と黒瀬陽平(美術家、美術批評家)によるトーク・イヴェントが開催される。
「ストリート・アート」展(テート・モダン)、「ストリートに生まれて──グラフィティ」展(カルティエ現代美術財団)、「アート・イン・ザ・ストリーツ」展(ロサンゼルス現代美術館ゲフィン館)、「シティ・アズ・キャンヴァス」展(ニューヨーク市立博物館)など、近年、グラフィティ文化やストリート・アートの大型展覧会が続けて開催されています。それに伴い、批評的・歴史的な検証の機運も高まっています。
なぜでしょう。思いつく理由を挙げてみると、まず誕生から半世紀近くが経ち、グラフィティ文化に史的展開性が認められるようになったこと。また、映画や写真集、マーケットの流行などでそれが最初に大衆化・商業化した80年代という時代が研究対象になり始めていること。そして、バンクシーなどのスター作家が注目を集めていることなどがあります。
『アゲインスト・リテラシー──グラフィティ文化論』は、そうしたグラフィティ文化の最前線を、歴史から掘り起こしつつ吟味した日本初の本です。これほど豊かなジャンルがこれまで批評的に手つかずだったことは驚くべきですが、今回のトークではその可能性を多角的にお話しできればと思います。
(大山エンリコイサム)
- 会場
- ゲンロンカフェ(東京都品川区西五反田1-11-9 司ビル6F)
- 会期
- 2015年4月29日(水)、19:00〜21:00
- 入場料
- 当日券=3,100円/前売券=2,600円
*ともに1ドリンク付 - 詳細
- http://peatix.com/event/79640