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妖怪 ─闇にひそむ不可思議なるもの─

最終更新日:2015年07月16日

近年、各地で妖怪に関するイヴェントや展覧会が催されています。また、妖怪を主人公にしたアニメーションのキャラクターが子供たちの間で流行し、世はまさに「妖怪」ブームです。では、「妖怪」とは何なのでしょうか。
今回の展覧会では、「妖怪」の歴史を紐解きながら、人々の間でどのように考えられr、どのように意識が変わっていったかを中心に展示を行ないました。「妖怪」というと、単に「怖い」、「おどろおどろしい」といった「恐怖」の対象に思われがちですが、そこには「人知が及ばない」、「容易に触れることができない」といった敬意や憧憬も含めた「畏怖」の対象とすることができます。
現在、東京や大阪などの大都市はもはや夜のない町と化しましたが、つい100年前までは国内のそこかしこに「闇」がありました。そんな闇の中にひそみ、何かの拍子に私たちが出会うもの、それが何かはわからないけど気になる、「妖怪」とはそんな存在なのかもしれません。また、その「闇」に「妖怪」を見出すことができる豊かな心こそ、「妖怪」の棲家なのでしょう。真の「闇」が少なくなり、「妖怪」も棲みにくくなった現代にあっても、暗がりに不安感を覚える心がある限り、きっと彼らはやってくるに違いありません。


■公開制作
会期中アーティストが展示室に滞在し、日々人形や小道具を作りだしていく様子をご覧いただけます。
期間:2015年7月22日(水)〜8月13日(木)
9:00〜17:00まで(入場は16:30まで)
会場:川越市立博物館
入場料:無料


■ワークショップ
アーティストと一緒に想像上の生き物を作るワークショップです。出来上がった作品は舞台公演の小道具として使用します。
期間:7月25日(土)〜7月31日(金)
受付時間:10:00から
作業時間:10:00〜13:00の間にお越しください。
所要時間:参加者によって異なります。時間内で完成しなかった場合、期間中であれば再度お越しいただいても構いません。
定員:各日10名(予約不要。先着10名。定員になり次第終了とさせていただきます。)
材料費:300円
*10歳以下は保護者同伴。
*作品は9月1日(火)以降、お持ち帰りいただけます。


■パフォーマンス
「かくれんぼ─HIDE and SEEK─」は、ベッドやテーブルの下に隠れて独自の世界を作り出すことが好きな、かつて子供だった大人と、今子供の皆さんにお届けする物語です。手作りの人形や不思議な生き物、音や影が作りだす秘密の世界をお楽しみください。
出演:イワン・エフェンディ、マリア・トリ・スリスチャニ
日程:2015年8月14日(金)、15日(土)
開場:第1回10:30、第2回13:30
開演:第1回11:00、第2回14:00(全4回公演/各回定員50名)
上演時間:30分ほど
チケット:前売1,000円、当日1,500円、小学生以下500円(前売・当日ともに)
*日時指定券、各回50枚につき前売券が完売次第終了。その場合、当日券の販売はしませんのでお早目にお買い求めください。
*3歳以上入場可。未就学児も有料となります。
*客席は設けておりませんので、地べたにお座りいただくことになります。
*8月31日(月)までパフォーマンスで使用した人形や小道具などをご覧いただけます。

会場
川越市立博物館
(埼玉県川越市郭町2-30-1)
会期
2015年7月18日(土)〜8月30日(日)
入場料
展覧会
一般=200(160)円
大学生・高校生=100(80)円
※( )内は20人以上の団体料金
※中学校卒業前の方は無料
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳又は療育手帳をご持参の方及び、その介護者(障害者1人に対し1人まで)無料
休館日
月曜日(休日の場合は翌日)
開館時間
9:00〜17:00(入館は16:30まで)
問い合わせ先
川越市立博物館
Tel. 049-222-5399
主催
川越市立博物館
ウェブサイト
http://museum.city.kawagoe.saitama.jp/ippan/tokuten.html