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メディアと芸術のあいだ──ヤシャ・ライハートの60年代の「展覧会」を読み解く

最終更新日:2015年10月14日

ヤシャ・ライハート氏は、国際的に著名なキュレーター、批評家です。ライハート氏は、1963年から71年にかけてロンドンの現代芸術研究所(ICA)の副館長を務め、大型計算機として普及して間もないコンピュータを表現のメディアとしてとらえた「サイバネティック・セレンディピティ(Cybernetic Serendipity: the computer and the arts)」展 (1968年)を企画した他、日本の美術とデザイン、音楽、映画、アニメーションなどを網羅した「蛍光菊(Fluorescent Chrysanthemum)」展(1968−1969年)を通じて同時代の日本のアーティストとデザイナーの活動をイギリスへ紹介しました。80年代以降も継続的に日本との交流をもちながら、彼女は美術と産業とデザインの接点において新たな場を切り開いたのです。これらの展覧会は、メディアアート史の中で先駆的試みとしても評価されています。 今回はライハート氏をお招きし、2日にわたり国立新美術館(六本木)と東京藝術大学大学院映像研究科(横浜、馬車道)の2会場でシンポジウムを開催します。両イベントが、60年代の展覧会の歴史的検証にとどまらず、今日の芸術のあり方を考えるための機会となれば幸いです。[ウェブサイトより]

[第1部]Five and a Half Exhibitions at the ICA

出演

ヤシャ・ライハート
杉浦康平(グラフィック・デザイナー)

聞き手

伊村靖子(国立新美術館 アソシエイトフェロー)
馬定延(東京藝術大学・国立新美術館 客員研究員)

通訳

木幡和枝(東京藝術大学美術学部先端芸術表現科 同大学院研究科 名誉教授)

日時

2015年10月23日(金)18時〜19時45分
*17時30分開場

会場

国立新美術館 3階 講堂
*参加無料・事前申込不要
*定員200人(先着順)
*日英逐次通訳つき

[第2部]Cybernetic Serendipity

出演

ヤシャ・ライハート
ドミニク・チェン(情報学研究者/IT起業家)

聞き手

伊村靖子(国立新美術館 アソシエイトフェロー)
馬定延(東京藝術大学・国立新美術館 客員研究員)

通訳

木幡和枝(東京藝術大学美術学部先端芸術表現科 同大学院研究科 名誉教授)

日時

2015年10月25日(日)15時〜17時
*14時30分開場

会場

東京藝術大学大学院映像研究科・馬車道校舎 3階 大視聴覚室
*参加無料・事前申込不要
*定員100人(先着順)
*日英逐次通訳つき

主催
国立新美術館
詳細
http://www.nact.jp/event/symposium/20151023/