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「あゝ新宿-スペクタクルとしての都市」展

最終更新日:2016年06月17日

1960年代、新宿は明らかに若者文化の中心だった。紀伊國屋書店、アートシアター新宿文化、蝎座、新宿ピットイン、DIG、風月堂、花園神社、西口広場……。そこには土方巽、三島由紀夫、大島渚、唐十郎、寺山修司、横尾忠則、山下洋輔らさまざまな芸術文化の担い手たちや若者たちが集結し、猥雑でカオス的なエネルギーが渦を巻いていた。新宿という街自体がハプニングを呼び込む一つの劇場、一つのスペクタクル、あるいは一つの祝祭広場を志向していたのだ。では、現在の新宿はどうか。かつてのようなエネルギーに満ち溢れた新宿独自の文化は失われてしまったのだろうか。
本展では、新たに発見された劇団現代人劇場『想い出の日本一萬年』(作・清水邦夫、演出・蜷川幸雄、アートシアター新宿文化、1970年)の貴重な舞台映像や大島渚監督『新宿泥棒日記』(1969年)の上映をはじめ、写真やポスターなどさまざまな資料から新宿の文化史を辿り直すとともに、新宿の今を検証する。そして磯崎新による幻の新都庁案で提示されていた祝祭広場の思想を手がかりに、祝祭都市新宿の未来像を構想したい。

ウェブサイトより)

関連イベント

「あゝ新宿―スペクタクルとしての都市」ギャラリートーク

松井茂(詩人・情報科学技術大学院大学准教授)、大塚聡(建築家・舞台美術)

日時:2016年6月21日(火)18:00〜19:00
会場:2階 企画展示室I・II
入場無料・申込不要(会場に直接お越しください)

関連座談会:文化の街・新宿の歴史と未来 〜街を支えるリーダーたち〜

吉住健一(新宿区長)、高井昌史(紀伊國屋書店代表取締役会長兼社長)、染谷省三(中村屋取締役相談役)、髙野吉太郎(新宿高野代表取締役社長)、鎌田薫(早稲田大学総長)、岡室美奈子(早稲田大学演劇博物館館長)(司会)

日時:2016年 6月30日(木)14:45〜16:15(開場 14:00予定)
会場:早稲田大学国際会議場井深記念ホール
※事前申込制/先着順 参加無料
お申し込み方法はウェブサイトをご覧ください。

関連上映会&トーク:新宿 1968─69 ドキュメンタリー/ハプニング/ジャズ

山下洋輔(ジャズピアニスト)、田原総一朗(ジャーナリスト)、五箇公貴(テレビ東京プロデューサー)、宮沢章夫(劇作家・演出家・批評家、早稲田大学教授)、松井茂(情報科学芸術大学院大学准教授)、岡室美奈子(早稲田大学演劇博物館館長)(司会)

日時:2016年 7月8日(金)17:30〜20:30(開場 17:00予定)
会場:早稲田大学大隈記念大講堂
※事前申込制/先着順 参加無料
お申し込み方法はウェブサイトをご覧ください。



会場
早稲田大学演劇博物館・2階展示室
(東京都新宿区西早稲田1-6-1)
会期
2016年5月28日(土)〜8月7日(日)
入場料
無料
休館日
7月6日(水)、7月20日(水)
開館時間
10:00-17:00(火・金曜日は19:00まで)
問い合わせ先
早稲田大学演劇博物館
TEL: 03-5286-1829(平日9:00-17:00)
E-MAIL: enpaku@list.waseda.jp
主催
早稲田大学演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点
ウェブサイト
http://www.waseda.jp/enpaku/ex/4395/